MLB

大谷翔平がハンク・アーロン賞に相応しい“3つの理由”とは? 現地記者が「オフェンス面でも最高の万能選手だ」と太鼓判

THE DIGEST編集部

2021.10.15

メジャー4年目にして、大谷は一流スラッガーと呼ぶに相応しいハイアベレージを残した。(C)Getty Images

 今季、投打二刀流で前例のないパフォーマンスを見せつけた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。とりわけ打撃面では強烈なインパクトを残し、各リーグで最も活躍した打者へ贈られる「ハンク・アーロン賞」の最終候補に選出されている。

【動画】全46本塁打を一挙振り返り!歴史を築いた大谷翔平の本塁打をチェック

 この発表を受け、エンジェルスの専門サイト『Halo Hangout』は10月14日、「ショウヘイ・オオタニがハンク・アーロン賞に相応しい3つの理由」と銘打った特集を掲載。「オフェンス面でも最高の万能選手」として、著者のエバン・デサイ記者が大谷の受賞に太鼓判を押した。

 記事内でまず注目しているのは「オフェンスプレーヤーとしての幅広いスキルセット」。今季は打率.298、出塁率.397、長打率.737、46本塁打、100打点、103得点、8三塁打という数字を残したが、これほど総合的な活躍ができるのは「オオタニだけであり、他に誰もいない」という。
 
 さらに、2つ目の理由として「ア・リーグ最速の出塁者」であることを指摘した同記者。「走塁はオフェンス面で最も重要な要素のひとつ」としつつ、今季自己最多の26盗塁(ア・リーグ5位)を決めたサムライの活躍については、「内野安打を打ったり、他選手の打席で進塁するのを何度見たことか」と感嘆とともに振り返っている。

 そして最後に挙げた理由は、「エンジェルスに守られなかったなかでの活躍」だ。今季はチームの主力打者が離脱した影響で勝負を避けられる場面が目立ち、特にシーズン終盤は数字が伸び悩んだ。それでも、同記者が「長打率とOPSでア・リーグ2位、本塁打3位となった」と指摘する通り、最終的にはリーグトップレベルの成績を残しているのだ。

 同表彰の最終候補に残ったのは大谷のほか、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)ら6選手。球界でも指折りの猛者たちが集うなか、はたして大谷は"最強打者の称号"を手にできるだろうか。受賞者は11月に発表される。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】"歴史的なシーズン"をホームランで締め括る!二刀流で大躍進を遂げた大谷翔平の2021年を厳選!

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
NEXT
PAGE
【動画】全46本塁打を一挙振り返り!歴史を築いた大谷翔平の本塁打をチェック