東京オリンピックで声価を高めたサムライスラッガーが、"野球の本場"で注目を集めている。広島カープの鈴木誠也だ。
【動画】甲子園で虎党を黙らせる圧巻弾! 鈴木誠也の豪快アーチをチェック
二松學舍大学附属高校からプロ入りして9年。鈴木はコンスタントに成績を残し続けてきた。とりわけ今シーズンは持ち前のポテンシャルを遺憾なく発揮し続けている。今夏に開催された東京オリンピックでは、全5試合で4番を務めるなど国際舞台でも確かな足跡を残し、金メダル獲得に貢献した。
舞台をNPBに移しても好調は続いており、10月18日現在の打率はセ・リーグトップの.325。さらに本塁打もリーグ1位の村上宗隆(ヤクルト)と1本差の38本とハイアベレージを記録。クライマックスシリーズ進出に向け、3位巨人を2.5差で猛追する広島の原動力となっている。
そんな巧打力と長打力を兼ねる27歳は、アメリカでも垂涎の的だ。米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は、「2021-2022 MLBオフシーズンの先取り予想」と銘打った記事のなかで「最も話題になる選手の1人」と鈴木をクローズアップしたのだ。
同メディアは、レギュラーを獲得した2016年シーズン以来5年連続で打率3割、20本塁打以上を記録している鈴木について「おそらく日本で最も一貫性と採算性のあるスラッガーだ」と絶賛。そのうえで、こう期待を寄せる。
「冬に最も話題になる可能性を秘めた選手のひとりだ。もし、このセイヤ・スズキの名前を聞いたことがなくても、そんなあなたの状況はすぐに変わるだろう。彼がこの冬にポスティングされるようなことになれば、日本からメジャーに挑戦する選手としては、あのヒデキ・マツイ以来、最もインパクトのある外野手になる可能性がある」
さらに、同メディアは鈴木がMLBに挑戦した際に得られる契約も予想。昨オフに韓国リーグのキウムからサンディエゴ・パドレスに入団したキム・ハソンを例に挙げ、「間違いなく4年2800万ドル(約31億9760万円)"以上"」と強調した。
「韓国リーグの打者は、日本リーグの傑出した打者よりも可能性が乏しい。それだけにキム・ハソンの金額を上回ると予想するのは妥当な見立てだ。毎オフシーズンに注目を集める国際的な選手が必ずひとりはいるが、この冬のスズキはまさにそれに値する」
プロ野球のシーズンは終わっていないだけに鈴木がMLB挑戦を表明するかは不透明だ。しかしながら、日本球界屈指のスラッガーがアメリカで通用するのかという興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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二松學舍大学附属高校からプロ入りして9年。鈴木はコンスタントに成績を残し続けてきた。とりわけ今シーズンは持ち前のポテンシャルを遺憾なく発揮し続けている。今夏に開催された東京オリンピックでは、全5試合で4番を務めるなど国際舞台でも確かな足跡を残し、金メダル獲得に貢献した。
舞台をNPBに移しても好調は続いており、10月18日現在の打率はセ・リーグトップの.325。さらに本塁打もリーグ1位の村上宗隆(ヤクルト)と1本差の38本とハイアベレージを記録。クライマックスシリーズ進出に向け、3位巨人を2.5差で猛追する広島の原動力となっている。
そんな巧打力と長打力を兼ねる27歳は、アメリカでも垂涎の的だ。米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は、「2021-2022 MLBオフシーズンの先取り予想」と銘打った記事のなかで「最も話題になる選手の1人」と鈴木をクローズアップしたのだ。
同メディアは、レギュラーを獲得した2016年シーズン以来5年連続で打率3割、20本塁打以上を記録している鈴木について「おそらく日本で最も一貫性と採算性のあるスラッガーだ」と絶賛。そのうえで、こう期待を寄せる。
「冬に最も話題になる可能性を秘めた選手のひとりだ。もし、このセイヤ・スズキの名前を聞いたことがなくても、そんなあなたの状況はすぐに変わるだろう。彼がこの冬にポスティングされるようなことになれば、日本からメジャーに挑戦する選手としては、あのヒデキ・マツイ以来、最もインパクトのある外野手になる可能性がある」
さらに、同メディアは鈴木がMLBに挑戦した際に得られる契約も予想。昨オフに韓国リーグのキウムからサンディエゴ・パドレスに入団したキム・ハソンを例に挙げ、「間違いなく4年2800万ドル(約31億9760万円)"以上"」と強調した。
「韓国リーグの打者は、日本リーグの傑出した打者よりも可能性が乏しい。それだけにキム・ハソンの金額を上回ると予想するのは妥当な見立てだ。毎オフシーズンに注目を集める国際的な選手が必ずひとりはいるが、この冬のスズキはまさにそれに値する」
プロ野球のシーズンは終わっていないだけに鈴木がMLB挑戦を表明するかは不透明だ。しかしながら、日本球界屈指のスラッガーがアメリカで通用するのかという興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部