2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。彼が投手として記録した9勝を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。
今回は二刀流の真骨頂を見せつけた8勝目を振り返る。7回1失点の快投を披露したこの一戦、大谷は2対1で迎えた8回に40号を放って自らを援護した。この投打のハイパフォーマンスを目の当たりにした相手投手は脱帽するしかなく……。
記事初掲載:2021年8月19日
【動画】これぞ二刀流の真骨頂! 40号&8奪三振の大谷翔平をプレーバック
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月18日、敵地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「1番・投手」で先発出場すると、投げては8回1失点無四球8奪三振の好投で8勝目を手にし、打っては今季40号本塁打を放つ大活躍を見せた。
まさに二刀流としてのすべてがマッチしたこの試合。敵地にもかかわらず、大谷には大声援が送られるなど、その存在は敵味方関係なく誰もが惚れ込んでしまうようである。そしてそれは、相手ピッチャーすらも同じようだ。
試合後、この日先発したタイガースの若手左腕タイリーク・スクーバルの大谷へのコメントは、リスペクト、敬意、称賛、すべてが詰まったものだった。
対大谷を3打数ノーヒットに封じながらも、初回にジャスティン・アップトンへ許した2ランが致命傷となり、6.2回2失点7奪三振の粘投で敗れたスクーバル。しかし、その表情はどこか晴れやかだった。
大谷について訊かれた24歳左腕は目を輝かせながら、「オオタニがマウンドで見せていること、打席で披露していること……本当に信じられないよ」と興奮してコメント。「だって、本塁打でメジャートップで防御率も2.7(2.79)だよ? 現実のことじゃないみたいだ。いや本当に現実だと感じられないんだ。」と続け、最後にこう加えた。
「本当に偉大すぎる選手だよ」
同じ野球最高の舞台で戦う選手がこう語ってしまうほど、である。大谷が日々見せているパフォーマンスというのは、誰が見ても尋常ならざるものであるが、メジャーリーガーが「現実と思えない」と感じる域にあるようだ。それはおそらく、“一刀流”でも生き残ることが難しい世界にあって、投打ともに最高の実力を発揮していることが到底理解できないのだろう。
しかし、大谷はこの異次元の活躍を“リアル”で魅せ続けている。だからこそ、選手からもファンからも惜しみない敬意を送られているのだ。残りシーズンは2か月を切っているが、いつまでも“非現実”の日々を味わせてほしいものである。
構成●THE DIGEST編集部
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今回は二刀流の真骨頂を見せつけた8勝目を振り返る。7回1失点の快投を披露したこの一戦、大谷は2対1で迎えた8回に40号を放って自らを援護した。この投打のハイパフォーマンスを目の当たりにした相手投手は脱帽するしかなく……。
記事初掲載:2021年8月19日
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月18日、敵地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「1番・投手」で先発出場すると、投げては8回1失点無四球8奪三振の好投で8勝目を手にし、打っては今季40号本塁打を放つ大活躍を見せた。
まさに二刀流としてのすべてがマッチしたこの試合。敵地にもかかわらず、大谷には大声援が送られるなど、その存在は敵味方関係なく誰もが惚れ込んでしまうようである。そしてそれは、相手ピッチャーすらも同じようだ。
試合後、この日先発したタイガースの若手左腕タイリーク・スクーバルの大谷へのコメントは、リスペクト、敬意、称賛、すべてが詰まったものだった。
対大谷を3打数ノーヒットに封じながらも、初回にジャスティン・アップトンへ許した2ランが致命傷となり、6.2回2失点7奪三振の粘投で敗れたスクーバル。しかし、その表情はどこか晴れやかだった。
大谷について訊かれた24歳左腕は目を輝かせながら、「オオタニがマウンドで見せていること、打席で披露していること……本当に信じられないよ」と興奮してコメント。「だって、本塁打でメジャートップで防御率も2.7(2.79)だよ? 現実のことじゃないみたいだ。いや本当に現実だと感じられないんだ。」と続け、最後にこう加えた。
「本当に偉大すぎる選手だよ」
同じ野球最高の舞台で戦う選手がこう語ってしまうほど、である。大谷が日々見せているパフォーマンスというのは、誰が見ても尋常ならざるものであるが、メジャーリーガーが「現実と思えない」と感じる域にあるようだ。それはおそらく、“一刀流”でも生き残ることが難しい世界にあって、投打ともに最高の実力を発揮していることが到底理解できないのだろう。
しかし、大谷はこの異次元の活躍を“リアル”で魅せ続けている。だからこそ、選手からもファンからも惜しみない敬意を送られているのだ。残りシーズンは2か月を切っているが、いつまでも“非現実”の日々を味わせてほしいものである。
構成●THE DIGEST編集部
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