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MLB

「あのパワーは好きだね」MLB屈指の智将も称えた日ハム新助っ人ヌニエスの力! “凄まじかった”大谷翔平から巧打も

THE DIGEST編集部

2021.11.06

日本ハムの軸としての活躍が期待されるヌニエス(左)。MLB通算56本塁打の助っ人砲は、大谷(右)と好勝負を演じていた。(C)Getty Images

日本ハムの軸としての活躍が期待されるヌニエス(左)。MLB通算56本塁打の助っ人砲は、大谷(右)と好勝負を演じていた。(C)Getty Images

 興味深い助っ人が日本球界へやってくる。11月5日、北海道日本ハムファイターズはミルウォーキー・ブリュワーズに所属していたレナート・ヌニエス内野手との契約を発表した。
【動画】MLBでも圧巻の怪力! 2019年にヌニエスが放った特大ホームランをチェック

 1年契約で年俸1億8千万円プラス出来高。決して安くはない値ではあるが、ヌニエスはそれに見合うだけの実績の持ち主ではある。現在27歳ながらMLB実働5年間で307試合に出場し、打率.245、258安打、56本塁打、154打点と確かな数字を残しているのだ。

 ボルティモア・オリオールズに在籍した2019年には、打率.244、31本塁打、90打点をマークしたヌニエスは、何よりも怪力が自慢だ。

 パワーヒッターぶりはデータが如実に物語る。今季はデトロイト・タイガース所属時の14試合の出場にとどまったが、パワーを示すパワーを示すISO(長打率-打率)は.283。これはメジャー平均(.171)を上回っており、新庄剛志監督が「引っ張ることに関しては一流だね」と評するのも納得の打撃を披露しているのだ。

 そんな注目のスラッガーは、今季のMLBで日本ハムの“先輩”にあたる偉才と対戦している。去る8月18日(現地時間)に行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦で、“リアル二刀流”でマウンドに立った大谷翔平と向かい合っていたのである。
 
 この試合、大谷は今季8勝目を挙げたのだが、プレー内容はいつにもまして凄まじかった。「1番・投手」で起用された背番号17は、打っては第40号アーチを放ち、投げては8回1失点無四球8奪三振の快投。タイガースの指揮官AJ・ヒンチに「なぜ野球が素晴らしいのかを示す理由だ」と言わしめている。

 そんな天才と対戦したヌニエスは、2打席目まで手も足も出ずに凡退するも、第3打席に技ありの一打を見せた。二死無塁の場面で、カウント1-2と追い込まれていた27歳のベネズエラ人は、空振りを取ろうと狙った外角への87マイル(約140キロ)のスライダーを巧みに引っ張り、レフト前にヒットを放ったのだ。

 現役時代に捕手としてプレーし、MLBでも指折りの頭脳派として知られるヒンチ監督をして「彼はまだ比較的に若いし、何よりもあの次元のパワーは好きだね」と言わせたヌニエス。大谷との対決でも見せ場を作った長距離砲は、NPBでも自慢の打力を見せつけられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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