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「誰も打てない」井口監督も絶賛した佐々木朗希の快投に米専門家たちが熱視線!「すでに世界最高の異名のひとつを」

THE DIGEST編集部

2021.11.08

エースのような堂々たるピッチングを披露した佐々木。その出色のパフォーマンスに海外からも賛辞が相次いだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

エースのような堂々たるピッチングを披露した佐々木。その出色のパフォーマンスに海外からも賛辞が相次いだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

「令和の怪物」の名が世界で話題となっている。

 注目を集めているのは、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が、11月6日に行なわれた楽天イーグルスとのパ・リーグのファーストステージ第1戦で見せた快投だ。この試合で先発投手に抜擢された弱冠二十歳の右腕は、持ち前のポテンシャルを堂々と見せつけた。
【動画】浅村が一歩も動けず…。佐々木朗希の159キロ奪三振シーンをチェック

 試合後に井口資仁監督が「本当に堂々とマウンドで投げている姿を見ていると、今年の成長というか、エースに近い投球だった」と絶賛された佐々木は、プロ自己最速となる159キロを3度も計測するなど、立ち上がりから気迫の投球を披露。2回に自身のエラーから1失点を喫したが、その後は立ち直って6回を投げぬいた。

 その力強いピッチングでハイライトとなったのは、初回2死無塁で迎えた相手主砲・浅村栄斗との対戦だ。カウント1-1から外角低めに投じた159キロのフォーシームで追い込んだ佐々木は、ここでふたたびアウトローに159キロの剛速球をズバッと決め、球界屈指のスラッガーを見逃し三振に切って取ったのだ。

 160キロを投じて一躍有名となった大船渡高校からプロ入りして2年。一段と成長を遂げた感のある佐々木には、“野球の本場”アメリカからも熱視線が送られている。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで、こう論じてみせた。
 
「ロウキ・ササキ。昨晩のプレーオフで、99マイル(約159キロ)の速球ととんでもないスプリットを投げる。彼はまだ20歳にもかかわらず、すでに世界最高の異名のひとつを持っている。『モンスター・オブ・レイワ』だ」

 さらに米データサイト『Fan Graphs』などで執筆していたキム・スンミン記者も「ちょうど3日前に20歳になったばかりの彼は、90マイルを記録した誰も打てないスプリットを投げる」と絶賛。そして、米野球記者のジム・アレン氏は「ロウキ“ロケット”ササキは、新たなスピードの次元に達した」と目を見張る剛速球を褒めちぎった。

 7日には粘る楽天と引き分けながらも、CSファイナルステージへの進出を決めた千葉ロッテ。待ち受けるオリックスとの一戦でも登板が期待される佐々木には、文字通り世界が注目している。

構成●THE DIGEST編集部
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