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「満場一致であるべき!」大谷翔平の“MVP受賞”を専門メディアが確信!打撃成績はゲレーロJr.が上も「疑いの余地はない」

THE DIGEST編集部

2021.11.10

アメリカン・リーグMVP最終候補の3選手。左からゲレーロJr.、大谷、セミエン。(C)Getty Images

 今シーズン"二刀流"として歴史的偉業を成し遂げた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。現地11月8日に発表されたアメリカン・リーグMVPファイナリストに名を連ねるほど高い評価を受けている。

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 ブラディミール・ゲレーロJr.、マーカス・セミエン(いずれもトロント・ブルージェイズ)とともに最終候補として選出された背番号17。早くも各メディアは受賞者を予想しており、エンジェルスの専門サイト『Halo Hangout』は、「アメリカン・リーグMVPファイナリストのショウヘイ・オオタニは間違いなく受賞するだろう」と題した記事を配信した。

 27歳のMVP獲得を確信するエバン・デサイ記者は、「オオタニがエンジェルスに賞を持ち帰ることに疑いの余地はない」と断言し、ゲレーロJr.、セミエンとの打撃スタッツを比較した。

 チームの主砲マイク・トラウトなどを故障で欠いた影響で96四球(リーグ3位)を選びながらも、46本塁打、100打点、103得点で打率.257、出塁率.372、長打率.592、OPS.965をマークした大谷。セミエンは打率.265と僅かに上回るも、出塁率.334、OPS.873といった成績だった。

 ゲレーロJr.は、48本塁打、111打点、123得点で打率.311、出塁率.401、長打率.601、OPS1.002と文字通り大谷よりも好スタッツを記録するも、同記事では「エンジェルスのラインナップに入れば真逆の成績になるので問題ない」と言い、同記者は走塁に着目した。
 
 26盗塁した大谷と比較し、セミエンは15個、ゲレーロJr.は4個。さらに8三塁打を記録したサムライ戦士に対し、セミエンは2本、ゲレーロJr.は1本に留まった。そして言うまでもなく大谷は、投手としては9勝、防御率3.18といった数字も残している。これらを踏まえ同記者はこう締めくくった。

「オオタニは投打でエリートである2ウェイプレーヤーであると同時に、リーグ最速のランナーだ。余裕でMVPには選ばれる。満場一致であるべきだが、少なくともそれに近くなくてはいけない」

 泣いても笑っても、現地時間18日が運命の日だ。日米のファンが期待するサムライは、果たしてイチロー以来2人目の快挙を達成するだろうか。

構成●THE DIGEST編集部 

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