MLB

ヤンキース・ファンを「ガキが!」と一蹴! FA宣言の技巧派右腕がSNSで物議を醸す「ワールドシリーズで勝ってねぇ」

THE DIGEST編集部

2021.11.18

ヤンキースのライバル球団であるメッツで活躍したストローマン。彼のSNSでの振る舞いが話題となっている。(C)Getty Images

 今オフのMLBにおけるストーブリーグで注目を集める右腕がSNSで"渦中の人"となっている。ニューヨーク・メッツからFAとなったマーカス・ストローマンだ。

 現在30歳の右腕は今オフのFA市場でも指折りの人気銘柄のひとりだ。今季は10勝13敗と負け越したが、33試合の先発登板で179イニングを投げ、防御率3.02とまずまずの成績をマーク。メッツの投手陣では投手三冠となり、確かな実力を示した。

 実力派投手の多い今冬のFA市場にあってもストローマンは上位の人気銘柄。すでにロサンゼルス・エンジェルスやセントルイス・カーディナルスなど複数球団からの興味が報じられている。

 そんななかで彼は、ニューヨーク・ヤンキースのファンとSNSで真っ向から対峙し、物議を醸している。

 発端となったのは、あるヤンキース・ファンに対するストローマンの対応だ。ピンストライプのユニホームを身にまとった自身の加工画像を送られた右腕は、メッツの地元クイーンズ出身で、人気ラッパーである50セントのGIF画像を返信したのだ。
 
 この返信に過敏な反応を示した他のヤンキース・ファンから「お前がヤンキースを嫌おうがどうでもいい。お前なんてキャリアで大事な試合に投げたことないだろ」とリプライを受けたストローマンは、皮肉交じりにやり返した。

「お前がキレてんのは、あいつらがクレイジーな総年俸にもかかわらず、毎年のようにお前の期待を裏切るからか? 俺のところになんかこないで、フロントと話せよ。いきりたってるガキが(笑)」

 痛烈なカウンターを放ち、完全に歯止めが利かなくなったストローマンは、他に「メッツは3位でプレーオフに出てない。ヤンキースは2位で出ている」とコメントをされると、「ヤンキースは2009年からワールドシリーズで勝ってねぇ」と一蹴。そして煽るように、こう論じるのだ。

「やつらは毎年のようにトレードデッドラインで、どのチームよりもカネを使って、ビッグネームを獲得する。そんなカネの使い方と獲得した選手を考えれば、結果はもっと良いものになるべきじゃねぇか? そう思わねぇか?」

 ヤンキース移籍の可能性を明確に否定した格好となったストローマン。その歯に衣着せぬスタンスが人気を博している技巧派は、いったいどのチームを新天地とするのだろうか。赤裸々なSNSとともにその動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
 
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