激動のレギュラーシーズンが終わり、注目度が高まっているMLBのストーブリーグ。数多のスター選手たちの動向が注目を集めるなか、複数メディアでクローズアップされているのが、広島からのポスティング・システムの申請を明言した鈴木誠也だ。
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当然の関心ではある。今季のレギュラーシーズンで132試合に出場した27歳は、打率(.317)と出塁率(.433)でリーグ2冠を達成。さらに本塁打(38本)でもキャリアハイの数字を残したほか、88打点、OPS. 1.072と、桁違いの打力を披露した。
NPBで確かな実績を残した鈴木の評価は、まさにうなぎ上りだ。一部現地メディアからは「日本のトラウトと呼ばれるスズキに賭けるべき」という声もあり、獲得に乗り出したとされるチームは10球団以上と報じられている。
いまや世界の注目を集める"広島の至宝"の獲得競争。そのなかでとりわけ熱心とされているのが、シアトル・マリナーズだ。
21年ぶりのポストシーズン進出に向け、今オフの補強が重要となるチームは、中長期的に主軸になり得るスラッガー探しに躍起になっている。事実、ジェリー・ディポトGMは、今月9日のGM会議後に「日本人選手を抜きにして、シーズンをスタートさせるつもりはない。間違いなく獲得するチャンスはある」と、どの球団よりも早く獲得レース参戦を公言していた。
しかし、マリナーズ外野手の陣容はタレント過多とも言える。ジェイク・フレイリー、ジェレッド・ケルニック、ミッチ・ハニガーとレギュラークラスに加え、カイル・ルイス、テイラー・トランメル、フリオ・ロドリゲスなどトッププロスペクトの逸材も居並ぶのだ。
それだけに内野手として抜擢する可能性もにわかに浮上する。MLBの移籍情報に詳しい専門メディア『MLB Trade Rumors』は「スズキが不定期ながらサードとして起用される可能性はある」と指摘した。
「彼はキャリアの早い段階で三塁手としてプレーした経験を持つが、その後はライトに定着。そこで4つのゴールドグラブ賞を獲得した。あるMLBスカウトも『スズキはメジャーでバランスの取れたレギュラークラスの右翼手になれるが、内野は実用的ではない』としている。
しかし、チームには多くの外野手オプションがあるため、驚きの起用もあるかもしれない。マリナーズは少なくともパートタイムで内野に戻ることができると確信している可能性がある。いずれにしても強烈な打力を持つスズキを使うために、ユニークな起用法だろうと手段を選ばないと考えているのかもしれない」
実は「9番サード」として二軍ながらプロデビューを飾っていた鈴木。ゆえに「我々は彼をずっとスカウトし続けている」と語るディポトGMをはじめとしたマリナーズ首脳陣が、定期的な内野手起用というコンバートプランを練っていても、おかしくはない。
いずれにしても競合は必至とみられる。それだけに今後も米メディアで鈴木の動向を巡る報道は、あらゆる話題を提供してくれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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当然の関心ではある。今季のレギュラーシーズンで132試合に出場した27歳は、打率(.317)と出塁率(.433)でリーグ2冠を達成。さらに本塁打(38本)でもキャリアハイの数字を残したほか、88打点、OPS. 1.072と、桁違いの打力を披露した。
NPBで確かな実績を残した鈴木の評価は、まさにうなぎ上りだ。一部現地メディアからは「日本のトラウトと呼ばれるスズキに賭けるべき」という声もあり、獲得に乗り出したとされるチームは10球団以上と報じられている。
いまや世界の注目を集める"広島の至宝"の獲得競争。そのなかでとりわけ熱心とされているのが、シアトル・マリナーズだ。
21年ぶりのポストシーズン進出に向け、今オフの補強が重要となるチームは、中長期的に主軸になり得るスラッガー探しに躍起になっている。事実、ジェリー・ディポトGMは、今月9日のGM会議後に「日本人選手を抜きにして、シーズンをスタートさせるつもりはない。間違いなく獲得するチャンスはある」と、どの球団よりも早く獲得レース参戦を公言していた。
しかし、マリナーズ外野手の陣容はタレント過多とも言える。ジェイク・フレイリー、ジェレッド・ケルニック、ミッチ・ハニガーとレギュラークラスに加え、カイル・ルイス、テイラー・トランメル、フリオ・ロドリゲスなどトッププロスペクトの逸材も居並ぶのだ。
それだけに内野手として抜擢する可能性もにわかに浮上する。MLBの移籍情報に詳しい専門メディア『MLB Trade Rumors』は「スズキが不定期ながらサードとして起用される可能性はある」と指摘した。
「彼はキャリアの早い段階で三塁手としてプレーした経験を持つが、その後はライトに定着。そこで4つのゴールドグラブ賞を獲得した。あるMLBスカウトも『スズキはメジャーでバランスの取れたレギュラークラスの右翼手になれるが、内野は実用的ではない』としている。
しかし、チームには多くの外野手オプションがあるため、驚きの起用もあるかもしれない。マリナーズは少なくともパートタイムで内野に戻ることができると確信している可能性がある。いずれにしても強烈な打力を持つスズキを使うために、ユニークな起用法だろうと手段を選ばないと考えているのかもしれない」
実は「9番サード」として二軍ながらプロデビューを飾っていた鈴木。ゆえに「我々は彼をずっとスカウトし続けている」と語るディポトGMをはじめとしたマリナーズ首脳陣が、定期的な内野手起用というコンバートプランを練っていても、おかしくはない。
いずれにしても競合は必至とみられる。それだけに今後も米メディアで鈴木の動向を巡る報道は、あらゆる話題を提供してくれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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