今オフのMLBのFA市場はカルロス・コレアやコリー・シーガーら大型遊撃手を筆頭に、マックス・シャーザー、クレイトン・カーショウといった大物投手も参戦。そのなかで、ひとりの日本人外野手もにわかに注目を集めている。広島の鈴木誠也だ。
今季は2度目の首位打者を獲得し、「打率3割&25本塁打」の連続記録は史上3人目の6年まで伸びた。選球眼も兼ね備えたその打棒は間違いなく日本球界No.1。侍ジャパンの4番も務めるスラッガーは、果たしてどのような評価を受けるのだろうか?
【動画】左手一本で甲子園柵越え! メジャー注目・鈴木誠也の“衝撃”ホームランがこれだ 近年の日本人選手では、筒香嘉智と秋山翔吾がともに2019年オフに海を渡っている。まず、当時28歳だった筒香は、今回の鈴木と同じくポスティング・システムを経由してのMLB移籍で、タンパベイ・レイズと2年1200万ドルで契約した。「日本球界屈指のスラッガー」という触れ込みだったが、守備や走塁での貢献は望めず、アメリカでもよくいるタイプの選手ということで、やや条件が控えめになった。
一方、秋山は海外FA権を行使してのMLB移籍だった。15年にNPB新記録の216安打を放ち、日本の9年間で通算打率.301をマークしたヒットメーカーは、渡米当時すでに31歳だったにもかかわらず、3年2100万ドルと予想以上の好条件でレッズと契約した。打力以外にセンターというプラチナポジションを大過なく守れることが高評価を得た要因だろう。
MLB球団から見た鈴木は、筒香と秋山の長所を両方備えた選手に映っているのではないだろうか。つまり、筒香のパワーと若さ(鈴木は今年8月で27歳になったばかり)、そして外野手として少なくとも平均的な守備力とまずまずのスピードを備えた選手、という意味だ。筒香と秋山がいずれもMLBで苦戦を強いられていることは多少のマイナスポイントになるかもしれないが、それでも鈴木が2人以上の好条件を得ることはまず間違いないだろう。
今季は2度目の首位打者を獲得し、「打率3割&25本塁打」の連続記録は史上3人目の6年まで伸びた。選球眼も兼ね備えたその打棒は間違いなく日本球界No.1。侍ジャパンの4番も務めるスラッガーは、果たしてどのような評価を受けるのだろうか?
【動画】左手一本で甲子園柵越え! メジャー注目・鈴木誠也の“衝撃”ホームランがこれだ 近年の日本人選手では、筒香嘉智と秋山翔吾がともに2019年オフに海を渡っている。まず、当時28歳だった筒香は、今回の鈴木と同じくポスティング・システムを経由してのMLB移籍で、タンパベイ・レイズと2年1200万ドルで契約した。「日本球界屈指のスラッガー」という触れ込みだったが、守備や走塁での貢献は望めず、アメリカでもよくいるタイプの選手ということで、やや条件が控えめになった。
一方、秋山は海外FA権を行使してのMLB移籍だった。15年にNPB新記録の216安打を放ち、日本の9年間で通算打率.301をマークしたヒットメーカーは、渡米当時すでに31歳だったにもかかわらず、3年2100万ドルと予想以上の好条件でレッズと契約した。打力以外にセンターというプラチナポジションを大過なく守れることが高評価を得た要因だろう。
MLB球団から見た鈴木は、筒香と秋山の長所を両方備えた選手に映っているのではないだろうか。つまり、筒香のパワーと若さ(鈴木は今年8月で27歳になったばかり)、そして外野手として少なくとも平均的な守備力とまずまずのスピードを備えた選手、という意味だ。筒香と秋山がいずれもMLBで苦戦を強いられていることは多少のマイナスポイントになるかもしれないが、それでも鈴木が2人以上の好条件を得ることはまず間違いないだろう。