現地時間12月2日、オーナー側と選手会の新労使協定を巡る交渉がまとまらなかったMLBはロックアウトへ突入した。この動きは球界にどんな影響を及ぼすのか。知っておくべきことを改めてまとめてみよう。
▼そもそもロックアウトとは?
一部のメディアで「施設閉鎖」とされているように、ロックアウトは球団(オーナー側)が選手たちに対して球団施設への立ち入りを禁止し、サラリーの支払いをストップすることによって労使交渉を進展させようとするものだ。いわば、選手(労働者)が試合への出場を拒否するストライキと対極の労働争議行為である。
▼ロックアウトで球界はどうなる?
「雇用者と被雇用者は隔離されていなければならない」との原則があるため、ロックアウト突入後、MLB公式サイトからは現役選手の顔写真などが外された。また、サイトトップにはロブ・マンフレッド・コミッショナーによる『ベースボールファンへの手紙』というメッセージが掲載されているが、「ロックアウトを余儀なくされたのは選手会側の責任」
という内容で、対立の根深さを象徴している。
また、ロックアウト中は、選手との契約交渉が一切ストップする。このため、フリーエージェント(FA)選手は労使交渉が妥結するまでは契約できない。11月下旬に大物FA選手が相次いで契約先を決めたのは、ロックアウトを見越した動きだったというわけだ。
12月6日から開催予定だったウィンター・ミーティング(球団オーナーやGMが一堂に会し、トレードをはじめとする多くの移籍交渉が行なわれる)も、すでに中止が決定。球団から選手への接触も禁止され、ポスティングによるMLB移籍を目指す鈴木誠也(広島)の交渉も凍結。カルロス・コレアら大物市場FA選手ともども、再開はロックアウト終了後となる。
前述の通り、球団の施設も使用できなくなるため、仮に交渉がスプリング・トレーニングの時期にまで及んだ場合は、選手は球団施設での練習すらもできなくなる。
▼そもそもロックアウトとは?
一部のメディアで「施設閉鎖」とされているように、ロックアウトは球団(オーナー側)が選手たちに対して球団施設への立ち入りを禁止し、サラリーの支払いをストップすることによって労使交渉を進展させようとするものだ。いわば、選手(労働者)が試合への出場を拒否するストライキと対極の労働争議行為である。
▼ロックアウトで球界はどうなる?
「雇用者と被雇用者は隔離されていなければならない」との原則があるため、ロックアウト突入後、MLB公式サイトからは現役選手の顔写真などが外された。また、サイトトップにはロブ・マンフレッド・コミッショナーによる『ベースボールファンへの手紙』というメッセージが掲載されているが、「ロックアウトを余儀なくされたのは選手会側の責任」
という内容で、対立の根深さを象徴している。
また、ロックアウト中は、選手との契約交渉が一切ストップする。このため、フリーエージェント(FA)選手は労使交渉が妥結するまでは契約できない。11月下旬に大物FA選手が相次いで契約先を決めたのは、ロックアウトを見越した動きだったというわけだ。
12月6日から開催予定だったウィンター・ミーティング(球団オーナーやGMが一堂に会し、トレードをはじめとする多くの移籍交渉が行なわれる)も、すでに中止が決定。球団から選手への接触も禁止され、ポスティングによるMLB移籍を目指す鈴木誠也(広島)の交渉も凍結。カルロス・コレアら大物市場FA選手ともども、再開はロックアウト終了後となる。
前述の通り、球団の施設も使用できなくなるため、仮に交渉がスプリング・トレーニングの時期にまで及んだ場合は、選手は球団施設での練習すらもできなくなる。
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