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「イチローの4257本安打」が米メディアが選ぶ100のスポーツ記録に選出!

THE DIGEST編集部

2021.12.15

イチロー氏が残した偉大な足跡が再び脚光を浴びている。(C)Getty Images

イチロー氏が残した偉大な足跡が再び脚光を浴びている。(C)Getty Images

 米メディア『stacker』がまとめた20世紀から21世紀にかけてのスポーツ界の100の記録のなかに、唯一日本人アスリートとしてイチロー氏の4257本安打が選出された。

 この100の記録は同メディアが統計データベース、殿堂入りの記録、リーグの公式記録、レコードブック、ニュースレポートなどを参考にしたもので、米国で人気のMLB、NFL、 NBAが大部分を占めるものの、ゴルフ、テニス、ボクシング、Xゲームまで幅広いスポーツを取り上げている。

 MLBからは23の記録が選ばれ、古いものでは、1911年のサイ・ヤングの749完投などが選ばれている。

 イチロー氏の4257本安打という記録は、2016年6月15日に行なわれたサンディエゴ・パドレス戦で、ピート・ローズが持つメジャー歴代最多安打数4256を更新した記録として刻まれている。
 
 この100の記録でイチロー氏の記録とともに取り上げられたのは2001年のシアトル・マリナーズの116勝。その年のマリナーズはエドガー・マルティネス、イチロー・スズキ、ジョン・オルルドの3選手が活躍し、レギュラーシーズンを116勝46敗で終え、ワールドシリーズの優勝候補として注目されていた。しかし、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズで、ニューヨーク・ヤンキースに勝てず、116勝を挙げてもワールドシリーズには出場できなかった。

 現在、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は2001年からマリナーズでプレー。2004年に歴代シーズン最多安打記録となる262安打をマークし、10年連続200本安打を記録するなど歴代22位の通算3089安打の驚異的な記録を残した。日米通算では4367安打を達成した。いかにイチロー氏が米スポーツ界へインパクトを与え続けたかがこの記録から一目瞭然である。

 この記事に記載されているメジャーリーグの記録で最も新しいものは、大谷の同僚であるマイク・トラウトの2019年の4億3000万ドルの契約の記録だ。大谷が塗り替えた数々の記録が選出されていないのは残念であるが、次の更新時には大谷、イチロー氏と2人の日本人メジャーリーガーが成し遂げたいくつもの偉業が紹介されることは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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