MLB

巨人が元MLBトッププロスペクトを獲得!? 米メディアが通算96発&98盗塁のスラッガーと「合意間近」と報道

THE DIGEST編集部

2021.12.16

明るい性格の持ち主でもあるポランコ。メジャーでの実績も十分なスラッガーだけに、日本挑戦となれば、小さくない話題となりそうだ。(C)Getty Images

 捲土重来を期する新シーズンに向け、巨人が大物助っ人獲得に動いているようだ。現地時間12月15日、MLBの移籍情報サイト『MLB Trade Rumors』は、今年8月までピッツバーグ・パイレーツに在籍していたグレゴリー・ポランコとの契約合意が間近に迫っていると報じた。
【動画】打った瞬間の場外弾! ポランコが見せつけた驚愕の一打をチェック

 現在30歳のポランコはメジャーでも実績を残してきたスラッガーだ。2014年にMLB屈指のトッププロスペクトとして華々しくメジャーデビューし、翌年からレギュラーに定着。以降は823試合に出場し、打率.241、96本塁打、362打点、98盗塁と目に見える数字をマークしてきた。

 ただ、近年は相次ぐ故障で苦戦を余儀なくされている。オフシーズンに参加したウインターリーグで手首を骨折して迎えた今季も、107試合に出場で打率.208、11本塁打36打点と鳴かず飛ばず……。8月に自由契約となり、トロント・ブルージェイズにマイナー契約で入団したが、レギュラーシーズン終了後にふたたび解雇の憂き目にあった。

 そんなポランコと残すは身体検査のみという状態になっているという巨人。今季のセ・リーグでチーム打率が5位(.242)に甘んじた球界の盟主にとって、キャリア8年の通算長打率が.409と長打も期待できる元トッププロスペクトは、願ってもないタレントだろう。
 
 また、ポランコは野球に対して熱心な一面も持つドミニカンでもある。パイレーツの地元メディア『DK Pittsburgh Sports』によれば、今夏に自由契約になった際に「俺は毎日、野球のために100%を尽くしていきたい」と溢れ出る情熱を漏らし、こう続けていたという。

「俺は身体的にできなくなるまで野球を続けていきたいと思っている。だから、すぐに引退したいとは微塵も思わない。家でのんびりくつろぐのもごめんだ。野球場にいたいんだ。本当に愛しているからね」

 近年は助っ人外国人打者に泣かされてきた感もある巨人。はたして熱きバットマンは、来季に掲げる"セ界奪還"へのキーマンになり得るだろうか。契約の行方を見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部
 
NEXT
PAGE
【動画】打った瞬間の場外弾! ポランコが見せつけた驚愕の一打をチェック