2021年のスポーツ界における印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、大谷翔平を襲ったオークランド・アスレティックス戦での“誤審疑惑”を取り上げる。二刀流スターへの相次いだ不可解ジャッジに対し、現地メディアの反応は?
記事初掲載:2021年7月22日
――◆――◆――
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に対する厳しいジャッジが波紋を広げている。
事の発端となったのは現地時間7月20日、エンジェルスが敵地に乗り込んだオークランド・アスレティックス戦でのワンシーン。この日も「2番・DH」で先発出場した大谷が、2打数ノーヒット(1四球2三振)として迎えた7回表の第3打席だった。
相手右腕セルヒオ・ロモが、カウント1ボールから外角へ投じた77マイル(約133キロ)のスライダーは、ストライクゾーンから大きく外れた……かに見えたが、主審は「ストライク!」とコール。これには、自信を持って見逃していた大谷も、打席内で「えっ」と納得のいかない表情を浮かべた。
結局、この打席は空振り三振で決着。しかし、MLB公式サイト『MLB.com』が公開しているヒットチャートで見ても2球目は明らかなボールだった。ちなみに同じように外角へ投じられた1球目と4球目はボール判定となっている。
このビル・ミラー主審のジャッジは現地メディアでも小さくない騒動に発展。地元放送局『Bally Sports West』の解説者マーク・グビサ氏は「ベースから1フィート(30センチ)も離れているじゃないか。際どくもないだろ。ショウヘイは平静を装っているが、ボールなのは分かっている」と一刀両断。さらに米スポーツ専門サイトの『TLM Sports』はツイッターで「爆笑ものだ」と皮肉った。
【動画】大谷翔平が思わず固まった…アスレティックス戦での物議を醸したジャッジをチェック 「もはや『酷い』を通り越した球審のジャッジだ。ずっと昔から、必要なのはロボット審判だ。オオタニのような選手に正義を」
さらに米放送局『NLF Network』のアダム・ランク記者は、ヒットチャートを公開したファンのツイートを引用し、「オークランドの審判は良い1日を過ごした」と訴えた。
「3つもの酷く、間違いが明確だった判定が正しいものに覆された。しかし、7回に登板したアスレティックスのセルヒオ・ロモが判定する機会を得ているのなら、それも致し方がないのかもしれない」
今月10日(現地時間)に行なわれたシアトル・マリナーズ戦でも、「明らかなミスジャッジ」に悩まされた大谷。好調を維持してきた27歳のサムライは、こうした不可解な判定にも動揺せずに、結果を残し続けられるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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記事初掲載:2021年7月22日
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大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に対する厳しいジャッジが波紋を広げている。
事の発端となったのは現地時間7月20日、エンジェルスが敵地に乗り込んだオークランド・アスレティックス戦でのワンシーン。この日も「2番・DH」で先発出場した大谷が、2打数ノーヒット(1四球2三振)として迎えた7回表の第3打席だった。
相手右腕セルヒオ・ロモが、カウント1ボールから外角へ投じた77マイル(約133キロ)のスライダーは、ストライクゾーンから大きく外れた……かに見えたが、主審は「ストライク!」とコール。これには、自信を持って見逃していた大谷も、打席内で「えっ」と納得のいかない表情を浮かべた。
結局、この打席は空振り三振で決着。しかし、MLB公式サイト『MLB.com』が公開しているヒットチャートで見ても2球目は明らかなボールだった。ちなみに同じように外角へ投じられた1球目と4球目はボール判定となっている。
このビル・ミラー主審のジャッジは現地メディアでも小さくない騒動に発展。地元放送局『Bally Sports West』の解説者マーク・グビサ氏は「ベースから1フィート(30センチ)も離れているじゃないか。際どくもないだろ。ショウヘイは平静を装っているが、ボールなのは分かっている」と一刀両断。さらに米スポーツ専門サイトの『TLM Sports』はツイッターで「爆笑ものだ」と皮肉った。
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さらに米放送局『NLF Network』のアダム・ランク記者は、ヒットチャートを公開したファンのツイートを引用し、「オークランドの審判は良い1日を過ごした」と訴えた。
「3つもの酷く、間違いが明確だった判定が正しいものに覆された。しかし、7回に登板したアスレティックスのセルヒオ・ロモが判定する機会を得ているのなら、それも致し方がないのかもしれない」
今月10日(現地時間)に行なわれたシアトル・マリナーズ戦でも、「明らかなミスジャッジ」に悩まされた大谷。好調を維持してきた27歳のサムライは、こうした不可解な判定にも動揺せずに、結果を残し続けられるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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