2021年に起こったスポーツ界のホットトピックの中で、興味深く重要なものを、米コラムリストのジム・アレクサンダー氏がピックアップする毎年恒例の「10 Stories That Mattered(重要な10の物語)」がカリフォルニアで発行されている日刊紙『The Orange County Register』に掲載された。
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スポーツ界でのメンタルヘルスの問題に影響を与えた大坂なおみの2018年の全米オープンで優勝後、うつ病と闘っているというカミングアウトも取り上げられた。その他、ライバル関係、創造性、飲み物にちなんだチーム名、そして延長戦の数々などユニークなストーリーが紙面を飾る中、その10のストーリーの一つに大谷翔平が選ばれた。
大谷は二刀流スターとして数々のメジャーリーグの歴史を塗り替え、満票でアメリカン・リーグMVPを受賞初したりと、エピソードには枚挙にいとまがないが、今回アレクサンダー氏が選んだのは7月7日(現地時間)に行なわれたボストン・レッドソックス戦での出来事だ。
この日は大谷が2004年に松井秀喜氏がマークした31本塁打を抜き、日本人メジャーリーガーとしてのシーズン最多本塁打記録を更新した日である。この日同点で迎えた5回の打席で大谷は左足と右足に自打球を当てていた。
アレクサンダー氏によると、その日エンジェルスのテレビ中継をしていたマット・ヴァスゲリアン氏は「カーク・ギブソンばりのホームランを打つには絶好のタイミング」と提案、すると大谷は、要求通り、エドゥアルド・ロドリゲスの2-2のチェンジアップを433フィート先の右翼席の奥深くへ飛ばし、ヴァスゲリアン氏は「またやってくれた! 彼はビースト(野獣)だ」と叫んだという。
アレクサンダー氏はその言葉を聞いて「大谷のMVPシーズン全体を表現するのに、これ以上の言葉があるだろうか」と述べている。
ヴァスゲリアン氏が名前を挙げたカーク・ギブソン氏は1988年にロサンゼルス・ドジャースに所属していた選手で、その年のワールドシリーズで右翼スタンドへの劇的逆転サヨナラ2点本塁打放ち、ドジャースに世界一をもたらした。メジャーリーグでは伝説的なエピソードの一つとなっている。
すでに伝説的なエピソードを数多く持ち合わせている大谷であるが、来季は大谷からどんなビーストストーリーが生まれるのか、ファンやメディアは来季も釘付けになることだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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【PHOTO】"歴史的なシーズン"をホームランで締め括る!二刀流で大躍進を遂げた大谷翔平の2021年を厳選!
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大谷は二刀流スターとして数々のメジャーリーグの歴史を塗り替え、満票でアメリカン・リーグMVPを受賞初したりと、エピソードには枚挙にいとまがないが、今回アレクサンダー氏が選んだのは7月7日(現地時間)に行なわれたボストン・レッドソックス戦での出来事だ。
この日は大谷が2004年に松井秀喜氏がマークした31本塁打を抜き、日本人メジャーリーガーとしてのシーズン最多本塁打記録を更新した日である。この日同点で迎えた5回の打席で大谷は左足と右足に自打球を当てていた。
アレクサンダー氏によると、その日エンジェルスのテレビ中継をしていたマット・ヴァスゲリアン氏は「カーク・ギブソンばりのホームランを打つには絶好のタイミング」と提案、すると大谷は、要求通り、エドゥアルド・ロドリゲスの2-2のチェンジアップを433フィート先の右翼席の奥深くへ飛ばし、ヴァスゲリアン氏は「またやってくれた! 彼はビースト(野獣)だ」と叫んだという。
アレクサンダー氏はその言葉を聞いて「大谷のMVPシーズン全体を表現するのに、これ以上の言葉があるだろうか」と述べている。
ヴァスゲリアン氏が名前を挙げたカーク・ギブソン氏は1988年にロサンゼルス・ドジャースに所属していた選手で、その年のワールドシリーズで右翼スタンドへの劇的逆転サヨナラ2点本塁打放ち、ドジャースに世界一をもたらした。メジャーリーグでは伝説的なエピソードの一つとなっている。
すでに伝説的なエピソードを数多く持ち合わせている大谷であるが、来季は大谷からどんなビーストストーリーが生まれるのか、ファンやメディアは来季も釘付けになることだろう。
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