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MLB

“宙ぶらりん”状態の鈴木誠也に米移籍専門サイトが懸念「日本でもう1年プレーする可能性もある」

THE DIGEST編集部

2022.01.05

走攻守の3拍子が揃う鈴木。ロックアウト解除後の争奪戦は間違いないが…。(C)Getty Images

走攻守の3拍子が揃う鈴木。ロックアウト解除後の争奪戦は間違いないが…。(C)Getty Images

 昨年11月に広島からポスティング・システムでのメジャー挑戦を表明した鈴木誠也。現地で連日のように名前が取り沙汰されているが、その一方で不安要素もあるようだ。

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 現地時間1月3日、MLBの移籍情報を発信し続けている『MLB Trade Rumors』は、まだ市場に残っている注目のフリーエージェント(FA)20名を特集。クレイトン・カーショウやカイル・シュワーバーといった実績十分の選手が名を連ねるなか、そのひとりに鈴木が取り上げられている。

 プロ入り9年目を終えた27歳は、昨年のレギュラーシーズンで打率.317と出塁率.433をマークし、圧巻のリーグ2冠を達成した。さらに、セ・リーグのベストナインでは6年連続6度目の選出。充実の1年間を過ごし、日本球界屈指の5ツールプレーヤー(ミート力、長打力、走力、守備力、肩力)として声価を高めた。 
 
 しかし現在は、交渉期間のリミットまで約20日間を残した段階で身動きが取れなくなっている。そんな鈴木について、同サイトは「今月中にMLBロックアウトに進展がなければ、宙ぶらりんな状態で待つより、日本でもう1年プレーする可能性もある」と分析し、米紙『New York Times』に執筆するブラッド・レフトン氏の指摘を紹介している。

「日本のスプリングトレーニングは2月1日に始まり、現MLBのスケジュールより約3週間早い。健康上の問題を抱えている場合を除き、日本で遅刻する選手はほとんどいない。スズキにカープ復帰の考えがあるなら、おそらく2月1日に他のメンバーとともにそれを実行したいはずだ」

 はたして日本が誇る天才スラッガーはどの球団を着地点として迎えるのか。勝負の2022年シーズンへ向け、本人の納得がいく決断が下せることを願うばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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