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韓国球界の至宝が語った山本由伸との“真夏の攻防”! 「人生で一番集中した」という珠玉の対戦を振り返る

THE DIGEST編集部

2022.01.14

昨夏に行なわれた東京五輪で日本のエースである山本(右)を打ち砕いたイ・ジョンフ(左)。そのバトルを当人が振り返った。(C)Getty Images

昨夏に行なわれた東京五輪で日本のエースである山本(右)を打ち砕いたイ・ジョンフ(左)。そのバトルを当人が振り返った。(C)Getty Images

 同世代の俊英による緊迫の攻防戦だった。

 昨年8月4日に行なわれた東京五輪・野球の準決勝で実現した日韓対決。侍ジャパンの先発マウンドに立ったのは山本由伸。日本球界屈指の右腕へと飛躍を遂げていた23歳は、満を持して抜擢された。

 そんな日本のエースに並々ならぬ闘志を燃やしていたのが、「韓国球界の至宝」とも呼ばれるイ・ジョンフである。

 1998年から2001年にかけて中日で活躍したイ・ジョンボムを父に持つサラブレットは、昨季のKBOリーグで史上初となる親子での首位打者(.360)を獲得。さらに78得点、84打点、10盗塁、OPS.960というハイアベレージを叩き出した。山本とは、2019年に行なわれたプレミア12決勝で三球三振を喫した経験から「何としても勝ちたかった」のだ。

 両雄の対戦結果は3打数2安打とイ・ジョンフの完勝だった。もっとも、決して山本が不調だったわけではない。5回1/3で降板を余儀なくされていたが、失点は「2」。9つもの三振を奪ってはいた。それだけに韓国球界のニューヒーローの執念が上回ったと言っていいだろう。
 
 無論、闘志は人一倍にあった。1月12日に韓国のYouTubeチャンネルに出演した23歳は、まず東京五輪について「個人的な成長には大いに繋がった」と回想したうえで、山本との勝負については、こう語った。

「僕は日韓戦を迎えるにあたって、試合の直前までヤマモトの映像を繰り返し見ては、彼を分析した。チームメイトのカン・ベクホとも何度も映像を観ては、『これどうやったら打てるんだよ』って話し合っていた。だから、あの3打席は野球人生で一番集中した。もう打席に入ってからは、ヤマモトしか見えていなかった」

 魔球とも称される山本のフォークも打ち砕いたイ・ジョンフ。だが、それでも彼は「思っていた以上というよりも、ヤマモトは途方もないぐらいのレベルだった」と日本のエースを絶賛した。

「ハッキリ言って、僕は日本の野球を見ていなかったから大会までヤマモトがどこまで成長していたかを知らなかった。それで成績を見たらマサヒロ・タナカがMLBに行く前の成績よりも凄くて驚いたんだ。それで実際に対戦してみてもそれは感じた。彼は本当に凄い投手だった」

 国際舞台で繰り広げられたハイレベルなマッチアップ。アジアを代表する投打の若武者が、ふたたび対戦する日は訪れるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】父親譲りの巧みなバットコントロール! イ・ジョンフの打撃シーンをチェック
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【動画】父親譲りの巧みなバットコントロール! イ・ジョンフの打撃シーンをチェック

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