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5年前のヤンキースはオファーの機会すらなかった!? 米メディアが大谷翔平を「痛すぎる獲得失敗例」に選出

THE DIGEST編集部

2022.01.23

いまや球界屈指のスーパースターとなった大谷。かつてはヤンキース入団も囁かれていた。(C)Getty Images

 スポーツ界において"たられば"は付き物だ。とりわけ選手の移籍に関しては「●●が◆◆に行っていれば」という例は数多に存在する。現在、ロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平も一例のひとつと言えるかもしれない。

「オオタニがヤンキースに加入していれば――」

 今から約5年前に日本ハムからポスティングシステムでメジャー挑戦を決意した大谷。すでに日本球界で異彩を放っていた二刀流戦士の獲得には、少なくとも20球団がスカウティングに動いたとされるほどの激しい争奪戦が展開された。そのなかでもヤンキースは本腰を入れていたチームのひとつとも報じられていた。

 周知の通り大谷はエンジェルスに加入する。そして4年後にシーズンを通して二刀流を続けるための最適解を見出され、アメリカン・リーグのMVPを満票で受賞する活躍を披露。瞬く間に国民的スターへと駆け上がった。

 もしも、結果を何よりも求められる常勝軍団のヤンキースに行っていれば、二刀流を続けられていたかは分からない。しかし、大谷が伝統のピンストライプに袖を通す姿を見たいとするファンは少なくないだろう。
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 そんなヤンキースと大谷に関して、エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』が興味深い記事を展開している。

 日夜、エンジェルスの情報を発信し続ける同メディアは、「ヤンキースの近代史におけるフリーエージェント(FA)とトレードの痛すぎる失敗例」と銘打った記事を掲載。マックス・シャーザー、ブライス・ハーパー、ザック・ウィーラーなどを列挙するなかで、大谷も選出。その理由を次のようにまとめている。

「結果的にヤンキースは日本のツーウェイスターにオファーを提示する機会さえなかった。交渉の場に招待すらされなかったのだ。言うなれば、間違いなく最も権威のある世界的なスポーツブランドが、日本プロ野球の選手の隣の椅子に座ることができなかったということである。もしかしたら、オオタニはニューヨークでプレーすることに興味がなかったのかもしれない。この時の内幕は、おそらく20年後ぐらいに発行されるであろう彼の著書で、明らかにされることを待つことにしよう」

 エンジェルスとの契約が2023年シーズン後に満了を迎える大谷。もしも彼がFAを決意した場合、ヤンキースは逃した魚をふたたび"釣り上げるのか。日本が生んだ偉才の話題は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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