ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、まだまだ伸びしろを秘めているからおもしろい。
渡米4年目の大谷の活躍ぶりは異次元だった。とりわけ打撃は群雄割拠のMLBでも異彩を放ち、多くの識者やOBたちが「見ていて本当に楽しい」(元ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス)と唸った。なにしろ、本塁打王争いに最後まで絡む46ホーマーを打ち、100打点、103得点をマーク。さらに強打者の証である四球数も96(敬遠数20)を記録したのだ。
【動画】史上最強打者の呼び声も!2021年に大谷翔平が放った“全46本塁打”を一挙振り返り!
非凡な打者センスはデータを見ても明らかだ。米野球専門データサイト『Fan Graphs』の定めるある指標によれば、メジャー屈指の勝負強さが浮かび上がる。米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』が紹介している。
同メディアは『Fan Graphs』の得点圏打率、高レバレッジ(※より試合を左右する重要な場面やプレッシャーのかかる場面をのこと)状況での打率、得点圏wRC、高レバレッジ状況でのwRCの4つの指標を基に大谷の打力を分析。通常の打率と比較し、得点圏や高レバレッジ状況時の打率がどうなるかを独自のポイント算出で計算したのだが、27歳のサムライは、ラモンテ・ウェイドJr.(サンフランシスコ・ジャイアンツ)に次ぐMLB2位の294ポイントとなった。
この結果に「オオタニの高レバレッジ状況での働きぶりは異常だ」とした同メディアは、試合の行方がかかっている場面での43打席での成績が「29打数15安打、10本の長打と12の四球を記録で打率.517、OPS1.686だった」としている。
文字通りの桁違いの数値を残す大谷。だが、彼はいまだ大いなる可能性を秘めているからこそ、周囲からさらに熱い視線を向けられる。米メディア『Bleacher Report』は、2月2日のレポート内で、「打者としての彼に必要なのは一貫性だけだ」と指摘し、こう続けている。
「昨シーズンの後半戦60試合での成績はOPS.798、本塁打9本と大幅に落ちた。彼のパワーがダウンしてからは、ビタミン剤的な存在だった速球が、自身の急所になってしまっていた。だが、マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンが帰ってくる2022年は、昨季以上に休養日を与えられることが考えられる。そうなれば、安定した打撃でもってチームに利益をもたらすだろう」
来る新シーズンに大谷はどれだけの数値を叩き出すのか。投手との二刀流継続が注目される男のパフォーマンスには、世界が注目と期待をしている。
構成●THE DIGEST編集部
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渡米4年目の大谷の活躍ぶりは異次元だった。とりわけ打撃は群雄割拠のMLBでも異彩を放ち、多くの識者やOBたちが「見ていて本当に楽しい」(元ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス)と唸った。なにしろ、本塁打王争いに最後まで絡む46ホーマーを打ち、100打点、103得点をマーク。さらに強打者の証である四球数も96(敬遠数20)を記録したのだ。
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この結果に「オオタニの高レバレッジ状況での働きぶりは異常だ」とした同メディアは、試合の行方がかかっている場面での43打席での成績が「29打数15安打、10本の長打と12の四球を記録で打率.517、OPS1.686だった」としている。
文字通りの桁違いの数値を残す大谷。だが、彼はいまだ大いなる可能性を秘めているからこそ、周囲からさらに熱い視線を向けられる。米メディア『Bleacher Report』は、2月2日のレポート内で、「打者としての彼に必要なのは一貫性だけだ」と指摘し、こう続けている。
「昨シーズンの後半戦60試合での成績はOPS.798、本塁打9本と大幅に落ちた。彼のパワーがダウンしてからは、ビタミン剤的な存在だった速球が、自身の急所になってしまっていた。だが、マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンが帰ってくる2022年は、昨季以上に休養日を与えられることが考えられる。そうなれば、安定した打撃でもってチームに利益をもたらすだろう」
来る新シーズンに大谷はどれだけの数値を叩き出すのか。投手との二刀流継続が注目される男のパフォーマンスには、世界が注目と期待をしている。
構成●THE DIGEST編集部
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