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ついに“球春”到来!気になる鈴木誠也の移籍動向に米メディアも活況「スズキは監視を続ける価値がある」

THE DIGEST編集部

2022.03.11

持ち前の打力で声価を高める鈴木。その注目度は、米球界においても、いまだ健在だ。(C)THE DIGEST

 ついに"球春"が到来したと言っていいだろう。現地時間3月10日、MLB機構と選手会は新労使協定を巡る交渉で合意。昨年12月2日から続いてきたロックアウトの解除とともに、4月7日のシーズン開幕の決定を発表した。
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 99日間に渡ったロックアウトがようやく解除された。それに伴って、長らく止まっていたFA(フリーエージェント)選手たちの交渉がふたたびスタートする。今オフのMLBでは、マックス・シャーザー(メッツ)などの大物が、凍結前に駆け込みで移籍。一方で、カルロス・コレア(アストロズ)やフレディ・フリーマン(ブレーブス)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)ら200人以上の選手たちが、新天地を見いだせずに宙に浮いた状態にあった。

 大物たちの移籍動向が一気に動く。となれば、必然的に注目度が上がるのが、広島からのポスティングでメジャー挑戦を決意した鈴木誠也だ。申請後9日でロックアウトを迎えた27歳には、残り21日もの交渉期間が残されている。

 もっとも、現時点で候補は枚挙に暇がない。ジャイアンツ、レッドソックス、マリナーズ、レンジャーズが公の場で獲得に興味を示しており、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏も「8球団より多く、15球団未満だ」と明言している。

 こうした現状を思えば、入団先も遠くないうちに決まるとみられる。それだけに、米メディアでも、サムライへの期待値は高まっている。スポーツ専門局『CBS Sports』は、「日本からやってくるセイヤ・スズキは監視を続ける価値がある」と説いている。

 また、米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』は、「ロックアウトは終わった。いま、カオスが始まる」と混沌とした状況が予測されるFA市場を読み解いたうえで、「いまだ非常に興味深い存在」として鈴木の名を挙げた。

「日本人外野手のセイヤ・スズキは、移籍市場に残っている優秀な選手だ。彼はロックアウトの間もMLB移籍のために待ち続けた。スズキは驚くべき忍耐力と決意を示したのだ」

 5年5500万ドル(約63億2500万円)という大型契約の締結が囁かれている鈴木。彼は、いったいどこでプレーすることになるのか。その決断が大きな注目を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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