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プロ野球

パ・リーグ6球団から“新人王候補”を選ぶなら?西武の即戦力左腕コンビ、オリの“失敗しない男”に期待!<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.03.16

西武ドラフト2位の佐藤。同じくルーキーの隅田とともに存在感を放っている。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

西武ドラフト2位の佐藤。同じくルーキーの隅田とともに存在感を放っている。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 3月25日のプロ野球開幕に向け、オープン戦ではルーキーたちのアピールが続いている。ここでは、パ・リーグ6球団それぞれの新人王候補たちにスポットを当ててみよう。

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▼オリックス
渡部遼人(外野手)

 慶応大では4年間で24盗塁を決め、成功率100%だった“失敗しない男”。プロでは足だけでなくバットでもアピールしている。2月27日のソフトバンク戦では、千賀滉大の150キロ超えのストレートを捉えて2安打。以降も安打を量産し、3月15日時点で打率.333と絶好調だ。

 アマチュア時代から巧打が売りで、プロ入りしてからも「本塁打は狙ってないですね」と断言。「僕は出塁と盗塁。進塁にこだわりたい」とあくまで自分の役割に徹する姿勢。最終的な目標は「1番・センター」だが、目標とする存在でもある福田周平が高い壁として立ちはだかる。今後も結果を残し続けて高レベルのレギュラー争いを勝ち抜けば、新人王も一気に近づくだろう。
 
▼ロッテ
松川虎生(捕手)
廣畑敦也(投手)

 市和歌山高からドラフト1位で入団した松川は、高卒新人捕手としては異例の活躍を続けて話題沸騰。打席での佇まいは新人離れしており、どっしりした構えから柔らかい打撃で安打を放つ姿に、井口資仁監督から「城島健司のような打てる捕手になる」と大きな期待を寄せられている。3月9日の日本ハム戦では開幕投手の石川歩とバッテリーを組み「キャッチングが良いので投げやすかった」とお墨付きをもらい、史上3人目の高卒開幕スタメン捕手に一歩近づいた。

 とはいえ、高卒新人捕手の新人王は過去に一人もおらず、かなり壁が高いのも事実。そこで、ここではもう一人、三菱自動車倉敷オーシャンズから入団した廣畑も挙げておこう。先発とリリーフの両方をこなしながら、オープン戦ではここまで4試合で失点は1点のみ(1本塁打)と好投。最速154キロの速球とカーブで堅実な活躍を続け、存在感を増している。もともとドラフト時から即戦力の呼び声が高く、このまま前評判通りの活躍を続けられれば、新人王争いに加わる可能性は十分ある。
 
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