“令和の怪物”は、海を越えて話題となっている。ロッテの佐々木朗希だ。
高校時代から超逸材の期待を寄せられてきた20歳は、持ち前のポテンシャルを大いに発揮し始めている。3月5日に行なわれたソフトバンクとのオープン戦では、5回で63球を投げて2安打無失点9奪三振と好投。とりわけ凄まじかったのは、磨き抜いてきたストレートだ。
【動画】自己最速タイ163キロ! 佐々木朗希の“怪物ストレート”をチェック
この試合で投じたストレート35球のうち、23球が160キロの大台を超えた。さらに最速は自己ベストに並ぶ163キロで、ストレートの平均球速は160.1キロ(!)という規格外ぶりを遺憾なく見せつけた。
一概に比較できるものではないが、海外の名投手たちと見比べると、佐々木の剛腕ぶりがより如実に浮かび上がる。MLBのサイ・ヤング賞2回の“現役最強投手”ジェイコブ・デグロム(メッツ)の年間平均球速(99.2マイル=約159.6キロ)を上回っているのだ。
ゆえに、“野球の本場”からも、その存在はクローズアップされている。米スポーツ専門メディア『Essentially Sports』は「100マイルを超える速球を投げるロウキ・ササキとは何者か?」と銘打った特集記事を掲載。そのなかで「MLBの若き才能たちに敬意を表しつつも、センセーショナルな野球の才能を持つササキの魔法のような力も見逃してはならない」と、次のようにレポートした。
「ササキは、日本の野球界が生んだ素晴らしい逸材だ。彼は多くの野球選手が夢見るような図抜けたスピードボールを持っている。高校時代には球速101マイルを記録し、それ以来、人々は彼を『レイワ・モンスター』と呼んでいる」
無論、このまま飛躍を続ければ、MLB挑戦も現実的な目標になると言えるだろう。実際、本人もロッテ入団時に「いつかその夢がかなえられるように頑張りたい」とキッパリと答えている。
それだけに同メディアも佐々木の存在に期待を寄せる。20歳のトッププロスペクトを称えた特集記事をこう結んでいる。
「傑出した才能を持つササキには、すでに多くのMLB球団が注目している。球界で最高峰のMLBの大舞台で、彼のピッチングを目の当たりにする日は遠くないかもしれない」
オープン戦の時点で、傑物の片鱗を覗かせる佐々木。まだまだ余力すら感じさせる剛腕は今季いかなる結果を残すのか。そのピッチングを興味深く見守りたい。
構成●THE DIGEGT編集部
【関連記事】【最もすごいストレートを投げた高校生5人】“令和の怪物”佐々木に加えて意外な顔ぶれが
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高校時代から超逸材の期待を寄せられてきた20歳は、持ち前のポテンシャルを大いに発揮し始めている。3月5日に行なわれたソフトバンクとのオープン戦では、5回で63球を投げて2安打無失点9奪三振と好投。とりわけ凄まじかったのは、磨き抜いてきたストレートだ。
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この試合で投じたストレート35球のうち、23球が160キロの大台を超えた。さらに最速は自己ベストに並ぶ163キロで、ストレートの平均球速は160.1キロ(!)という規格外ぶりを遺憾なく見せつけた。
一概に比較できるものではないが、海外の名投手たちと見比べると、佐々木の剛腕ぶりがより如実に浮かび上がる。MLBのサイ・ヤング賞2回の“現役最強投手”ジェイコブ・デグロム(メッツ)の年間平均球速(99.2マイル=約159.6キロ)を上回っているのだ。
ゆえに、“野球の本場”からも、その存在はクローズアップされている。米スポーツ専門メディア『Essentially Sports』は「100マイルを超える速球を投げるロウキ・ササキとは何者か?」と銘打った特集記事を掲載。そのなかで「MLBの若き才能たちに敬意を表しつつも、センセーショナルな野球の才能を持つササキの魔法のような力も見逃してはならない」と、次のようにレポートした。
「ササキは、日本の野球界が生んだ素晴らしい逸材だ。彼は多くの野球選手が夢見るような図抜けたスピードボールを持っている。高校時代には球速101マイルを記録し、それ以来、人々は彼を『レイワ・モンスター』と呼んでいる」
無論、このまま飛躍を続ければ、MLB挑戦も現実的な目標になると言えるだろう。実際、本人もロッテ入団時に「いつかその夢がかなえられるように頑張りたい」とキッパリと答えている。
それだけに同メディアも佐々木の存在に期待を寄せる。20歳のトッププロスペクトを称えた特集記事をこう結んでいる。
「傑出した才能を持つササキには、すでに多くのMLB球団が注目している。球界で最高峰のMLBの大舞台で、彼のピッチングを目の当たりにする日は遠くないかもしれない」
オープン戦の時点で、傑物の片鱗を覗かせる佐々木。まだまだ余力すら感じさせる剛腕は今季いかなる結果を残すのか。そのピッチングを興味深く見守りたい。
構成●THE DIGEGT編集部
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