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「獲得を考慮するのが賢明だ!」米メディアが”ホワイトソックスの獲得候補”として鈴木誠也を推挙!「全チームがこの男を望んでいる」

THE DIGEST編集部

2022.03.12

日本代表では4番を務め、五輪金メダル獲得に貢献した鈴木。ロックアウト後もその関心度は落ち込んでいない。(C)Getty Images

 現地時間3月10日、MLB機構と選手会による新労使協定の合意が発表された。ここから、各球団は、4月7日の開幕までに、補強をはじめとするさまざまな動きを加速させていく。

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 そのなかでも関心事のひとつとなっているのが、広島カープからポスティングによるMLB移籍を目指す、鈴木誠也の動向だ。

 昨年のポスティング公示後、ロックアウト期間中には、日本球界残留の可能性も囁かれながら、MLB入りの意志を変えることなく準備を進めてきた。ようやくMLB球団との交渉が再開となり、新たなステップを踏み出す。

 以前より高い注目度を集めていた27歳だが、球団決定まではさらに各メディアを賑わせそうだ。日夜、ホワイトソックスの情報を伝えている米専門サイト『SouthSide Showdown』も、ロックアウト解除後の11日、さっそく日本人スラッガーに関して、贔屓球団へ獲得の必要性を説いた。

「セイヤ・スズキはシカゴ・ホワイトソックスにとって最高のフリーエージェントとなるだろう」と銘打った特集記事では、13年ぶりのアメリカン・リーグ地区優勝を飾った同球団の昨季について、「2021年は93勝69敗という成績を収めたが、それは結果的に選手たちに深刻な不運な怪我を負わせることにもなった。2022年のシーズンが始まる前にロースターを改善する必要がないとは言い切れない」と分析している。

 その理由として同メディアは「ルイス・ロベルト、ヤスマニ・グランダル、エロイ・ヒメネスといった極めて優秀な選手たちがかなりの時間を欠いた」と、シーズン中での主軸の負傷が相次いだことを挙げた。

 加えて、「懸念されるのは右翼手だ。右翼手には、チーム内でプレーできる選手が少ない」として、鈴木が加わることでウイークポイントを補えるとも指摘。これまで多くの球団の名前が獲得に乗り出してきたことにも触れ、「リーグ内のすべてのチームは、この男を望んでいるはずであり、ホワイトソックスも獲得を考慮するのが賢明だ。ホワイトソックスを助けるための驚異的なパワーを持っている」と打撃スキルを評した。

 同メディアは他に「彼はロックアウト中にMLBでプレーしたいことを自覚し、それを貫いてきた」と、米球界入りに対する鈴木の思いも綴っているが、はたしてその新天地はどこになるだろうか。困難にも揺らぐことのなかった男の新たなステージでの戦いが、いよいよ始まる。

構成●THE DIGEST編集部

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