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MLB

「獲得できなくて悔しい」鈴木誠也のカブス入団決定報にレンジャーズ番記者は嘆き。ジャイアンツ・スタッフは「シカゴは寒い」と煽り

THE DIGEST編集部

2022.03.17

広島で6年間プレーした鈴木が、カブス入りを決めた。(C)THE DIGEST写真部

広島で6年間プレーした鈴木が、カブス入りを決めた。(C)THE DIGEST写真部

 現地時間3月16日、広島からポスティングを使って、メジャーリーグへの移籍を目指していた鈴木誠也が、シカゴ・カブスと5年8500万ドル(約100億3000万円)の契約を締結したことが分かった。同契約は、田中将大(現楽天)がニューヨーク・ヤンキースと結んだ7年総額1億5500万ドル(約178億円)に次ぐ日本人野手史上最高額だ。

 昨季のNPBで打率.317、出塁率.433で個人タイトル2冠に輝いた折り紙付きのスラッガーは、MLBでも高い評価を受けた。昨年11月にメジャー挑戦を表明するやいなや、複数の球団が名乗りを挙げた。ところがメジャーリーグ機構と選手会との労使交渉が難航したことから、鈴木は球団との交渉真っただ中でロックアウトに突入し、およそ3か月に渡り交渉が中断されていた。

 ロックアウト解除後、移籍市場が一気に動きだすと、ファンやメディアの間では様々な憶測が飛び交った。そしてついに名門球団入りを決めたのだ。だが、皆が喜べるニュースでは決してなかった。

 米紙『Fort Worth Star-Telegram』でテキサス・レンジャーズ番を務めるジェフ・ウィルソン記者は、「レンジャーズは選手を増やしているが、多くの人が期待するような名前ではない」と悲観したうえで、「(自身がホストの)レンジャーズ・ベイスボール・ポッドキャストは、セイヤ・スズキを獲得できなかったので悔しい」と嘆く。
 
 最終候補であったサンフランシスコ・ジャイアンツのアシスタントコーチを務める植松泰良氏は、自身のTwitterで「シカゴは今、寒いし風が吹いている。そして夏は暑くて湿度が高いと言っておく」と煽りながら、「サンフランシスコは湿度が低くていい感じ!」と情報を提供した。

 これに米スポーツ専門メディア『The Athletic』でジャイアンツを中心に取材するアンドリュー・バガリー記者は反応し、「ジャイアンツはセイヤ・スズキを動かそうとした」と解説。そして「フリーエージェントの打者は最高の環境を好むのは一般的のようだ。(カブスの本拠地)リグレー・フィールドはそれに相応しい」と残念がる。

 鈴木の正式契約は、身体検査を経てから発表される。果たして、日本が誇る主砲は名門球団を6年ぶりに頂点に導けるだろうか。今後の活躍に期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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