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「君にカーブは恐い」大谷翔平が放った圧巻弾に元同僚は戦々恐々。「ショウヘイは本気で世界記録を破る」と賛辞も

THE DIGEST編集部

2022.03.28

ホワイトソックス戦で力強い一打を放った大谷。その打撃は、かつてのチームメイトを恐れさせている。(C)Getty Images

ホワイトソックス戦で力強い一打を放った大谷。その打撃は、かつてのチームメイトを恐れさせている。(C)Getty Images

 目の覚めるような一打は、元チームメイトをも脱帽させた。

 話題となっているのは、現地時間3月26日に行なわれたシカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦で、“今春”第1号となるホームランを放った大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
【動画】元同僚カッブがビビった。大谷翔平の放った待望の“OP戦第1号”をチェック!

 主審による「プレーボール」の掛け声の直後に白球は、アリゾナの青空へと消えた。大谷は相手先発ビンス・ベラスケスが初球に投じた真ん中低めのカーブをフルスイング。強く弾き出された打球はグングン伸び、あっという間に右中間スタンドへと消えていったのだ。

「本当に怖い打者だよ」――。そう特大アーチを称えたのは、今オフにエンジェルスからサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍したアレックス・カッブだ。

 ホワイトソックス戦の翌27日に行なわれたオープン戦で大谷と対峙した34歳のベテラン右腕は、地元紙『The Mercury News』で「『いいカーブを投げるね』と言われたよ。でも、僕は『ショウヘイ、君にカーブを投げるのは怖かったよ』と言った」と、偉才との何気ないやり取りを告白。そのうえで、こう続けた。

「この間(ホワイトソックス戦)のホームランを見ていたから、カーブを投げる時は少し動揺したね。なんというか、彼は『動物』だよ。僕がナショナル・リーグに移籍した理由のひとつはショウヘイだ。僕は彼ほど威圧的な相手を目にしたことがない」

 もっとも、ふたりの関係性は良好だ。今オフには、アリゾナにある野球施設『ドライブライン』で共に汗を流した。そんなカッブは、トレーニング中に目の当たりにした27歳の凄みを、次のように話している。

「彼は本当に凄いよ。ショウヘイはありとあらゆる世界記録を破りたいと思っている。これは過大表現でもなんでもないよ。実際に何が世界記録なのかを聞いてきて、それを破りたいと思っているんだ」

 記事内では「どこかで対戦する機会があれば、また彼にカーブを試してみようと思うよ」と笑ったカッブ。はたして、いつの日か両雄が、ふたたび対峙するときは訪れるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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