昨季のアメリカン・リーグMVPを満場一致で獲得したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。打者として155試合に出場し、打率.257、出塁率.372、長打率.592、OPS.964、46本塁打、100打点、26盗塁をマーク。投手としても130回1/3で自己最多の9勝(2敗)、防御率3.18、156奪三振と異次元ぶりを見せ、メジャーリーグの歴史を築いた。
【PHOTO】“歴史的なシーズン”をホームランで締め括る!二刀流で大躍進を遂げた大谷翔平の2021年を厳選!
それでも圧巻の成績を残したのは日本の27歳だけではない。大谷と最後までMVP争いをしたトロント・ブルージェイズのウラジミール・ゲレーロJr.も素晴らしい記録とともにシーズンを終えた。161試合に出場し、打率.311、出塁率.401、長打率.601、OPS.1.002、48本塁打、111打点を記録した。
ゲレーロJr.も“あっぱれ”な成績を残したが、シーズン終了後には全米野球記者協会の投票者30人全員が1位票を大谷に投じたのだ。故にゲレーロJr.は1位票を1票たりとも獲得できずに終わった。裏を返せば、いかに大谷の成績が常人離れしたものだったかを物語っているともいえる。
そんな2人の活躍を米スポーツ専門サイト『Sporting News』のライアン・ファーガン記者は、「昨季、ゲレーロJr.は歴史的な活躍をし、オオタニは超越的な活躍をした」と評した。そのうえで、「オオタニはまだ良くなっている。このまま落ちずに、もっといい数字を残す可能性は大いにある」と期待を寄せた。
大谷のチームメイト、デビッド・フレッチャーは同メディアに、「彼が1年間健康であれば、彼がMVPを獲得しない方が難しいだろう」と語っている。ジョー・マッドン監督も同様に今年の大谷に自信をみなぎらせている。
サムライ戦士の高い野球の洞察力やIQを絶賛した後、「今季はマイク・トラウト、アンソニー・レンドーン、ジャレッド・ウォルシュなどの名前がついているから、彼は攻撃面で調子を上げていくだろうね」と言い、「昨シーズンはほとんど(ラインナップが)裸だったからね」と振り返った。
昨年、エンジェルスの打線は主砲トラウトが故障のため5月17日を最後に戦線離脱。レンドーンも故障で後半戦は全休しため、大谷にかかるプレッシャーは相当なものだったろう。
そして今季からメジャーリーグでは、新たなルールが採用された。投手が打順に入った場合、降板後も指名打者として出場できるという「大谷ルール」も彼にとっては追い風となる。
昨年より良い条件が整った今、果たして27歳はどんな活躍を見せるだろうか。ファンやメディアとしては、2022年はもちろん、来年もその先も大谷に前人未到の記録を打ち立て、球界を大いに沸かせてくれることを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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それでも圧巻の成績を残したのは日本の27歳だけではない。大谷と最後までMVP争いをしたトロント・ブルージェイズのウラジミール・ゲレーロJr.も素晴らしい記録とともにシーズンを終えた。161試合に出場し、打率.311、出塁率.401、長打率.601、OPS.1.002、48本塁打、111打点を記録した。
ゲレーロJr.も“あっぱれ”な成績を残したが、シーズン終了後には全米野球記者協会の投票者30人全員が1位票を大谷に投じたのだ。故にゲレーロJr.は1位票を1票たりとも獲得できずに終わった。裏を返せば、いかに大谷の成績が常人離れしたものだったかを物語っているともいえる。
そんな2人の活躍を米スポーツ専門サイト『Sporting News』のライアン・ファーガン記者は、「昨季、ゲレーロJr.は歴史的な活躍をし、オオタニは超越的な活躍をした」と評した。そのうえで、「オオタニはまだ良くなっている。このまま落ちずに、もっといい数字を残す可能性は大いにある」と期待を寄せた。
大谷のチームメイト、デビッド・フレッチャーは同メディアに、「彼が1年間健康であれば、彼がMVPを獲得しない方が難しいだろう」と語っている。ジョー・マッドン監督も同様に今年の大谷に自信をみなぎらせている。
サムライ戦士の高い野球の洞察力やIQを絶賛した後、「今季はマイク・トラウト、アンソニー・レンドーン、ジャレッド・ウォルシュなどの名前がついているから、彼は攻撃面で調子を上げていくだろうね」と言い、「昨シーズンはほとんど(ラインナップが)裸だったからね」と振り返った。
昨年、エンジェルスの打線は主砲トラウトが故障のため5月17日を最後に戦線離脱。レンドーンも故障で後半戦は全休しため、大谷にかかるプレッシャーは相当なものだったろう。
そして今季からメジャーリーグでは、新たなルールが採用された。投手が打順に入った場合、降板後も指名打者として出場できるという「大谷ルール」も彼にとっては追い風となる。
昨年より良い条件が整った今、果たして27歳はどんな活躍を見せるだろうか。ファンやメディアとしては、2022年はもちろん、来年もその先も大谷に前人未到の記録を打ち立て、球界を大いに沸かせてくれることを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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