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MLB

米現地サイトが鈴木誠也の今季成績を予測! 過去の日本人スラッガーと比較し「最も似ている」とされたのは?

THE DIGEST編集部

2022.04.06

4日のオープン戦で初のマルチ安打も記録した鈴木。開幕から本領発揮となるか。(C) Getty Images

4日のオープン戦で初のマルチ安打も記録した鈴木。開幕から本領発揮となるか。(C) Getty Images

 米メジャーリーグ、シカゴ・カブスの鈴木誠也がまもなく、メジャーリーグシーズンデビューを迎える。

 オープン戦ではここまで2本の本塁打を放ち、現地時間4日のシカゴ・ホワイトソックス戦では初のマルチ安打も記録。開幕が目前となり、日本球界で磨き上げた長打力や勝負強さが、メジャーの舞台でも発揮されてきている。

 シーズンオフの主役の一人でもあったルーキーへの関心度は高いままであり、レギュラーシーズンでもその打棒が見られるか、チーム関係者や日本人ファンならずとも気になるところだ。

 カブスの情報を扱う『Cubbies Crib』では、過去の日本人打者の成績などと比較しながら、鈴木のバッティングがMLBでどれだけの数字を残せるかを論じている。

 同メディアは「これまでの日本人打者はメジャー移籍後、OPS(出塁率+長打率)がNPB時代より9~20%落ちている。これをスズキに置き換え、例えば15%を失うとするとOPSは日本時代の.985から.837となる」と、MLB移籍後の日本人打者の成績の変化を予測した。

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 その中で、「スズキに最も似ているのは、ヒデキ・マツイ」と述べ、「マツイは日本でのキャリアOPSが.996だったが、MLBでは.822に低下した。ニューヨークでの不安定な最初のシーズンを除くと、ヤンキースでのOPSは.860だが、本塁打率は日本での6%からアメリカでは3.6%に大幅に低下した」と松井のヤンキース時代の成績にフォーカスしている。

 さらに「スズキのMLB移籍はマツイより2歳若く実現している」として現在の鈴木の年齢を強調し、加えて持ち味でもある長打力についても「スズキもNPB時代には高い本塁打率(5.1%)を記録しており、球界の打撃技術が向上していることを考えると、マツイの現役時よりも、よりパワーを発揮できるのではないか」と見通している。

 また、メジャー投手への対応には「スズキが直面することになる球速の違いなどは懸念事項ではあるが、対処する能力を持っていないと考えたら、カブスは彼と契約しなかっただろう」と、鈴木の適応力にも言及。その上で、「『良い選手になるチャンス』と『偉大な選手になるチャンス』、両方の可能性がある」として、記事は締め括られている。

 米球界に渡った新たな日本人スラッガーとして、夢の舞台でどれだけアーチを放つことができるか。メジャーリーガー・鈴木誠也のパフォーマンスを大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】4日ホワイトソックス戦で初のマルチ安打!開幕へ向け鈴木誠也がいよいよエンジン全開か

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