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地元ファン熱狂!! 鈴木誠也がサイ・ヤング賞右腕からメジャー初安打! 専門メディアも「宣伝文句通りの活躍」と称賛

THE DIGEST編集部

2022.04.08

開幕戦でメジャー公式戦初安打を放った鈴木。3出塁でチームの勝利に貢献した。(C) Getty Images

 99日間のロックアウト期間を経て、7日(現地時間)に開幕したメジャーリーグ。開幕初戦は7試合が行なわれた。時差の関係で最も早い時間に行なわれたのがシカゴで開催されたシカゴ・カブス対ミルウォーキー・ブルワーズ戦だ。

 今季広島カープからカブスへ入団した鈴木誠也は6番・右翼でメジャーデビューした。2回に初打席に立った鈴木が登場すると本拠地のファンは立ち上がり、大きな拍手や声援を送った。鈴木はブルワーズ先発の昨季サイ・ヤング賞右腕・バーンズから四球を選び出塁した。
 
 1点を追う5回に先頭で第2打席を迎えた鈴木は、カウント0-1からの2球目の外角のスライダーをうまく拾って左前ヒットを放ち、メジャー初ヒットをマークした。その後、ヘイワードの中前打で三塁まで進むと、ウィズダムの犠飛で同点のホームを踏み、走塁でも見せ場を作った。そして、鈴木の安打をきっかけに勢いをつけたカブスはホーナーが左翼席へ2ラン。3-1と逆転に成功した。

 6回2死走者なしの第3打席は、四球で3打席連続の出塁を果たした。8回先頭の第4打席は、見逃し三振に倒れた。 

 カブスは7回表に3-3同点に追いつかれたが、その後、2点を奪い、5-4で開幕戦を白星で飾った。

 鈴木のメジャー初ヒットはリグレー・フィールドの観客を大いに沸かすにとどまらず、カブスファンからは続々とツイッターで「カブスへようこそ」や「おめでとう」などのラブメッセージが送られた。オープン戦の通算打率はホームラン2本を放ったものの.235と本調子でなかったためこのヒットはファンを安心させたことだろう。

 スポーツ専門メディア『FanSided』の記者は「カブスファンは彼のデビューを心待ちにしていたが、スズキは力強い打撃と電光石火の走塁で、まさに宣伝文句通りの活躍を見せてくれた」と絶賛した。

 カブスの選手が開幕デビューで3出塁の快挙を成し遂げたのは2008年の福留孝介以来のことである。

 ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトに憧れてつけた背番号27。その憧れの選手に引けをとらないくらいの強烈な印象を残した開幕戦での初ヒット。すっかりカブスファンを虜にした鈴木はこれからどんな活躍を見せてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】鈴木誠也、昨季サイ・ヤング賞右腕から放ったメジャー初安打!

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