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「ひどい暴投だ」エンジェルスの“投壊”を招いた拙守に米メディアも嘆き!「逆に相当難しい送球だ」

THE DIGEST編集部

2022.04.09

守備力には定評のあるウォルシュ。そんな28歳のパフォーマンスが物議を醸している。(C)Getty Images

 大谷翔平の一挙手一投足に注目が集まるなか、ロサンジェルス・エンジェルスは今季も苦しい戦いを強いられそうだ。現地時間4月8日に本拠地で行なわれたヒューストン・アストロズでは、大量13失点を喫して大敗した。
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 立ち上がりから一方的だったわけではない。むしろ序盤戦はエンジェルスに分があったと言っていい展開だった。1点のビハインドを追っていた初回には大谷の今季初ヒットをキッカケに逆転。自軍先発のリード・デトマースを援護した。

 しかし、ホームチームは自らの守りによって脆くも崩れてしまう。

 5回表、1死三塁の場面で、相手打者ホゼ・アルトゥーベが三塁ゴロを打つ。これを無難に捌いたアンソニー・レンドーンが一塁へ送球する間に、三塁走者のホゼ・シリが意表を突いて本塁へ。タイミング的には、完全にアウト。そのため、アストロズの悪手にも思えた。しかし、エンジェルスの一塁手ジャレッド・ウォルシュの送球は、捕手カート・スズキの遥かに上を通過。観客席前のネットに当たり、勝ち越しを許したのである。

 これでペースを乱したエンジェルスは、あえなく昨季防御率4.68だった投手陣が"炎上"。強力アストロズ打線に6本もの本塁打を被弾。今後に不安の残る敗れ方をしたのだ。

 前日の開幕戦でもレフトのジョー・アデルが本塁と一塁の中間付近へと投げ込んでしまい、観客をざわつかせた。そんな目に余るエンジェルス守備陣のパフォーマンスには、現地記者も嘆きの声を上げる。米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者は「まだたった2試合しか終わってないけど、うーん……」とツイート。さらにウォルシュの送球を次のように皮肉った。

「ジャレッド・ウォルシュは基本的には堅実な守備をするのだが、今日はエアメールスロー(ひどい暴投)を見せてしまったね」

 さらに米メディア『Barstool Sports』も、「これほど不正確な送球をするのは、逆に相当難しいぞ」とも嘆く。明日からもアストロズとの連戦が続くエンジェルス。今季初勝利のためには、まず自分たちのパフォーマンスから見直す必要がありそうだが……。

構成●THE DIGEST編集部

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