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「ゲームの選手みたいだ」大谷翔平を“元僚友”バースが絶賛! 日本ハム時代の思い出も回顧

THE DIGEST編集部

2022.04.12

日本ハム時代のチームメイトだったバース(左)と再会した大谷。逆輸入右腕は大谷の凄さを簡潔に語った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間4月11日、本拠地で行われたマイアミ・マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場すると、初回の第1打席にヒットを放ち、直後に今季初盗塁を決めた。その後、ブランドン・マーシュの3ランで先制したエンジェルスは6対1で勝利を収めている。

 この試合、大谷は久しぶりにある選手と再会した。2016年に日本ハムでチームメイトだったアンソニー・バースだ。バースがシアトル・マリナーズに在籍していた19年にも対面しているが、この試合で3年ぶりに相まみえる可能性があり、16年日本一の立役者同士の対戦に注目が集まっている。

 そんなバースは試合前、地元紙『Miami Herald』のインタビューに応じて大谷の偉大さ、そして日本時代の驚きのエピソードを語っている。右腕はまず、大谷も日本のことも「本当に特別だった」と振り返った。

【動画】さすがの俊足! 大谷翔平が今季初盗塁を決める
 
 昨年、前人未到の二刀流としてア・リーグ満票MVPを受賞した大谷。そんな偉才を、バースは日本時代に「いつも10ツール・プレーヤーって呼んでいたんだよ」という。いわく、「オオタニはすごいスピードで走ることができる。そして見ての通り、とんでもない豪腕で102マイル(約165キロ)を投げられる。打席では馬鹿馬鹿しいほどのパワーを発揮するんだよ」とその才能に驚き、こうまとめた。

「まるでテレビゲームの選手みたいなんだ!」

 実際、バースが日本ハムに在籍していた16年の大谷はゲームでも再現できない成績を残している。21試合に投げて4完投、10勝4敗、防御率1.86、174奪三振を記録。打っても323打数で打率.322、22本塁打、OPS1.004と二刀流で活躍し、MVPを受賞した。

 そんなバースは成績と同時に"大谷フィーバー"にも驚いたようで、観衆の熱の入れようは「(NBAの大スター)レブロン・ジェームズが空港を歩いているみたいな感じだった」という。そして、チームメイトみんなで大谷に嫉妬した仕草を見せるおふざけもしていたらしいが、日米の大スターは笑顔で楽しんでいた逸話も明かした。

 今季ここまではやや不発が続く大谷だが、その注目度は本当にレブロン級まで膨れ上がっている印象だ。果たして今後どんな活躍を見せてくれるか注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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