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4万7千人が熱狂! 48歳のイチローが始球式で投じた“剛速球”に米紙も驚嘆「軌道はダーツのようだった」

THE DIGEST編集部

2022.04.16

マリナーズ・ファンからの声援に応えるイチロー氏。彼が始球式で魅せたパフォーマンスは大きな話題となっている。(C)Getty Images

 レジェンドの投じた一球に熱視線が注がれた。

 現地時間4月15日、シアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、本拠地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦で始球式のマウンドに上がった。
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 背番号51の"ピッチング"にファンもどよめいた。すでに同球団の殿堂入りが決まっているイチロー氏は、マリナーズの本拠地開幕戦となったこの試合で実施された始球式に登場。自らが春季キャンプで熱心な指導を続けてきた俊英フリオ・ロドリゲスを相手に、ノーワインドアップのモーションから剛速球を投げ込んだ。

 4万7000人のファンも目を丸くした48歳の力強いボールは、現地メディアでも大きくクローズアップされている。地元紙『Tri-city Herald』は「イチローはダーツのような軌道のボールを投じた。『ブーンッ』という音が鳴ったボールの球威は始球式のそれではなく、現役のメジャーリーガーが投げるようなものだった」と驚きとともに伝えている。

 試合前にスコット・サーバイス監督が、「打撃ケージでも、グラウンドでも助けてくれて、多くの若手たちといい関係を築いている」と認めたイチロー。現役引退から3年の月日が経ったが、その存在感はいまだ色褪せていない。

構成●THE DIGEST編集部

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