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MLB

鈴木誠也、逆方向へ圧巻の第4号! 打率.417、OPS1.559で米記者も「なんというMLBキャリアだ」と脱帽

THE DIGEST編集部

2022.04.18

巧みなバットコントロールを披露した鈴木。見事に弾き返したライナーはライトスタンドに入った。(C)Getty Images

巧みなバットコントロールを披露した鈴木。見事に弾き返したライナーはライトスタンドに入った。(C)Getty Images

 鳴り物入りでMLBの名門へやってきたサムライが止まらない。

 現地時間4月17日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、敵地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「5番・右翼」で先発出場。7回の第2打席(2つの四球があったために実質4度目の打席)に4号アーチを放った。
【動画】逆方向へ圧巻弾! 鈴木誠也の今季4本目のアーチをチェック

 開幕からこの試合前まで打率.409、OPS1.442ととにかく“打ちまくっている”鈴木。日本で磨き上げてきた図抜けたポテンシャルを遺憾なく発揮する27歳は、もう手が付けられない。この試合でも快音を響かせた。

 カブスが2点をリードして迎えた7回1死無塁の場面で鈴木は、相手右腕アシュトン・ゴードウと対峙。ここで相手の失投を見逃さなかった。カウント1-1から真ん中への93マイル(約149.6キロ)の4シームをジャストミート。ライト方向へ流された打球はぐんぐん伸びて右翼のフェンスを越えていった。
 
 これで本塁打数では両リーグ2位タイにした鈴木。打率は.417、OPSも1.559といずれも驚異的なハイアベレージに乗せた。さらに日本人では2007年の岩村明憲氏の記録に迫るMLBデビュー戦からの連続安打数を「8」とした。

 球界を騒然とさせる快進撃には、現地記者も驚嘆する。米放送局『ESPN』のジェシー・ロジャース記者は「なんというMLBキャリアのスタートだ」と絶賛すれば、MLB公式サイトでカブス番を務めるジョーダン・バスティアン記者も「凄まじい調子を維持している」と賛辞を贈った。

 日進月歩で飛躍を続けている鈴木。広島で叩き上げられたスラッガーはしばらく止まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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