「僕は前回の登板のことは忘れてない」
3試合目にして掴んだ待望の今季初勝利をダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)は、そう振り返った。
【動画】圧巻の155キロK! ダルビッシュ有が魅せたストレート勝負をチェック
現地時間4月17日、ダルビッシュは本拠地ペトコ・パークで行なわれたアトランタ・ブレーブス戦に先発し、6回2/3を被安打4、1失点、8奪三振の好投。嬉しい今季初勝利を挙げるとともに、メジャー通算80勝(68敗)となり、日本人投手の通算勝利数で単独2位に浮上した。
前回登板のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦は初回に6点を失って2回途中で無念の降板を余儀なくされた。だが、今日は初回を三者連続三振という最高のスタートを切ると、その後も力のある直球とキレのある変化球で昨季のワールドチャンピオンをほとんど寄せ付けなかった。
7回に相手の4番マルセル・オスーナにソロ本塁打を浴びて降板したダルビッシュ。だが、現地メディアで「彼は最高の詐欺師だ。いつもそうだ」(米ブックメーカー『Fan Duel』の編集者を務めるオースティン・スワイム氏)と揶揄された前回登板の雪辱を果たすには、十分すぎる内容となった。
試合後、MLB公式サイトなどの取材に応じたダルビッシュは、「前回登板(2回途中9失点で敗戦投手)は決して忘れてないです。まだ心にありましたけど、今日に至るまでのブルペンはかなり良かった」とジャイアンツ戦を振り返ったうえで、「チームが集中していたのを感じた。それは僕の糧となった」とチーム内の適度な緊張感がピッチングにも好影響を与えたようだ。
無論、指揮官も貫禄のピッチングを披露したエースに脱帽する。地元紙『San Diego Tribune』の取材に応じたボブ・メルビン監督は「ものすごくよかった」と語っている。
「この前の夜はちょっとした異常だったんだ。あんなことは滅多にないんだ。彼(ダルビッシュ)に2、3点与えれば、大体の場合は勝利に繋がるんだ。今日は、速球とあらゆる変化球をアグレッシブに使って、四球も1度も出さなかった。彼は素晴らしい打線を相手にかなり良かった」
あらためて存在感を発揮したダルビッシュ。ここから一気にギアを上げていけるかに大いに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】井口監督のぶれない決断。"完全試合"で佐々木朗希を降板させた、「世界の宝」を預かる男の覚悟と見据える未来
【関連記事】「明らかに判定が完璧ではない」鈴木誠也が三振にさせられた"ストライク判定"が物議! 地元メディアは「なんて戦略だ」と皮肉
【PHOTO】昨季はMVPを獲得!更なる飛躍を目指しMLB2022シーズンで躍動する大谷翔平を特集
3試合目にして掴んだ待望の今季初勝利をダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)は、そう振り返った。
【動画】圧巻の155キロK! ダルビッシュ有が魅せたストレート勝負をチェック
現地時間4月17日、ダルビッシュは本拠地ペトコ・パークで行なわれたアトランタ・ブレーブス戦に先発し、6回2/3を被安打4、1失点、8奪三振の好投。嬉しい今季初勝利を挙げるとともに、メジャー通算80勝(68敗)となり、日本人投手の通算勝利数で単独2位に浮上した。
前回登板のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦は初回に6点を失って2回途中で無念の降板を余儀なくされた。だが、今日は初回を三者連続三振という最高のスタートを切ると、その後も力のある直球とキレのある変化球で昨季のワールドチャンピオンをほとんど寄せ付けなかった。
7回に相手の4番マルセル・オスーナにソロ本塁打を浴びて降板したダルビッシュ。だが、現地メディアで「彼は最高の詐欺師だ。いつもそうだ」(米ブックメーカー『Fan Duel』の編集者を務めるオースティン・スワイム氏)と揶揄された前回登板の雪辱を果たすには、十分すぎる内容となった。
試合後、MLB公式サイトなどの取材に応じたダルビッシュは、「前回登板(2回途中9失点で敗戦投手)は決して忘れてないです。まだ心にありましたけど、今日に至るまでのブルペンはかなり良かった」とジャイアンツ戦を振り返ったうえで、「チームが集中していたのを感じた。それは僕の糧となった」とチーム内の適度な緊張感がピッチングにも好影響を与えたようだ。
無論、指揮官も貫禄のピッチングを披露したエースに脱帽する。地元紙『San Diego Tribune』の取材に応じたボブ・メルビン監督は「ものすごくよかった」と語っている。
「この前の夜はちょっとした異常だったんだ。あんなことは滅多にないんだ。彼(ダルビッシュ)に2、3点与えれば、大体の場合は勝利に繋がるんだ。今日は、速球とあらゆる変化球をアグレッシブに使って、四球も1度も出さなかった。彼は素晴らしい打線を相手にかなり良かった」
あらためて存在感を発揮したダルビッシュ。ここから一気にギアを上げていけるかに大いに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】井口監督のぶれない決断。"完全試合"で佐々木朗希を降板させた、「世界の宝」を預かる男の覚悟と見据える未来
【関連記事】「明らかに判定が完璧ではない」鈴木誠也が三振にさせられた"ストライク判定"が物議! 地元メディアは「なんて戦略だ」と皮肉
【PHOTO】昨季はMVPを獲得!更なる飛躍を目指しMLB2022シーズンで躍動する大谷翔平を特集
関連記事
- 「最高の詐欺師だ」9失点KOのダルビッシュ有を現地メディアは酷評!前回の好投から一転し、「事件現場に足を踏み入れたようだった」
- 「明らかに判定が完璧ではない」鈴木誠也が三振にさせられた“ストライク判定”が物議! 地元メディアは「なんて戦略だ」と皮肉
- “連続完全試合”に立ちはだかった上沢直之のもとに鬱憤メッセージ。SNS上の“神対応”ぶりが話題に!「僕たちからしたらすごく幸せなこと」
- 非現実的な快投に「怪物」と米メディアも衝撃! 佐々木朗希のMLB挑戦には「いつになるかは不明だ」と見解
- 「恐ろしいボールを投げた」佐々木朗希の“2連続完全投球”に韓国メディアも驚嘆! 途中降板には「無理はさせない」と理解