今季からシカゴ・カブスでプレーする日本の27歳が躍動している。

　現地時間４月19日のタンパベイ・レイズ戦で「２番・右翼」で出場した鈴木誠也。開幕から好調を維持してきた彼は、相手に警戒され３つの四球を記録。連続試合安打記録は途絶えたものの、同出塁記録を「11」に伸ばした。　

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　これで出塁率.581はメジャートップ。打率.414、OPS 1.478とともにナショナル・リーグで１位につけている。デビューから11試合連続出塁は、カブスでは1902年のアート・ウイリアムズ、1958年のトニー・テイラーといった名手に並んでの快挙だ。

　球の見極めやストライクゾーンの球を逃さずに打つ鈴木。加えて、月曜日のレイズ戦では左前打を放つと、積極的に二塁を狙う姿勢を見せた。惜しくもアウトの判定を受けたが、この足を絡めた攻撃スタイルをデビッド・ロス監督は評価していると公式メディア『MLB.com』が伝える。
  「彼は走塁も上手いね。まだ多くの盗塁を求めていない。これから少しずつ使っていく武器になる。彼の直感は非常に優れているし、スピードもそれを助けている」

　連日のようにこのスーパールーキーを指揮官は称えているのに加えて、同僚らも彼を認めている。外野全ポジションそして時には内野をもこなすイアン・ハップは、「彼は天賦の才能をたくさん持っているし、自分の選球眼を信じている、そういうバッターだね。彼の打席を見れば分かるよ」と絶賛する。

「ストライクゾーンの境界の球や、少し動くような変化球の対応が凄く上手い。そういう球を相手の意図を読んで処理しているようだ」

　早くもカブスファンに知れ渡るサムライ戦士。新人王候補として、今後の一挙手一投足にも注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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