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プロ野球

【開幕1か月「MVP」と「逆MVP」|巨人】剛速球を武器に安定した火消しを見せるルーキー大勢がMVP。二軍落ちの中田は汚名返上なるか

SLUGGER編集部

2022.04.26

巨人は接戦の展開が多いだけに、闘争心あふれるピッチングで打者を抑える大勢の存在が心強い。写真:徳原隆元

巨人は接戦の展開が多いだけに、闘争心あふれるピッチングで打者を抑える大勢の存在が心強い。写真:徳原隆元

 3月25日に開幕したプロ野球は早くも1か月が経過。絶好調の選手、不振に苦しむ選手など早くも明暗が分かれている。全12球団の開幕からの「MVP」、「逆MVP」を挙げてみよう。今回は巨人だ。

●MVP
大勢(投手)


 巨人が4月25日時点で挙げている18勝のうち、実に12勝に絡んでいるのがゴールデンルーキーの大勢だ。中日との開幕戦では2点差の9回に登板すると、150キロ台後半の速球を連発して史上2人目の新人開幕戦セーブを達成。そこから7試合連続セーブで球団新人記録に並ぶなど、ここまで失敗なしの11セーブでリーグトップを独走している。

 スリークォーターとサイドスローの中間から繰り出す剛速球もさることながら、臆せず内角を突く闘志満々のピッチングは新人離れしている。ストレートはシュート回転しているため、特に右打者のインコースに激しく食い込んでいく。4月17日の阪神戦では、梅野隆太郎が空振り三振した際に尻餅をつかせたほどだ。

 目下、セ・リーグの首位を走る巨人だが、得失点差22は2位の広島(36)よりも少なく、4点差以上の大勝はわずか3試合。意外と接戦が多いだけに、大勢の安定感は心強い。ルーキーゆえに今後も同様の活躍ができるかはまだ未知数ながら、少なくとも開幕1ヵ月間のMVPは大勢に与えていいだろう。
 
●逆MVP
中田翔(一塁手)


 昨季は日本ハムでチームメイトへ暴行する騒動を起こし、8月に巨人へトレード移籍した後も打率.177と精彩を欠いたが、キャンプで20キロも体重を増やして臨んだ今季はオープン戦で絶好調。14試合で打率.325、3本塁打、OPS1.003と復活を予感させる活躍で、本人も「自信しかない」と“中田節”を炸裂させていた。

 だが、3月27日の開幕3戦目に自打球で左ヒザを痛めてからは、そこをかばって上半身だけでスイングをするようになった。そこから21打席連続無安打と大不振。4月3日には久々の安打を満塁弾で飾って一時復調を期待させたが、これも一過性のもので長くは続かず。4月上旬からはスタメンを外れることも多くなり、よりにもよって33歳の誕生日である22日に二軍降格の憂き目にあった。

 巨人は坂本勇人や岡本和真をはじめ、主力野手陣は軒並み好調。112得点はリーグトップだけに、なおさら中田の不振が悪目立ちする格好になってしまった。ひそかに首も痛めていたらしく、汚名返上のためには、まずコンディションの不安を解消する必要がある。

構成●SLUGGER編集部
 

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