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大谷翔平、今季初の「2番・DH」もマッドン監督が1番起用にこだわった2つの理由。今後の打順の行方はどうなる?

THE DIGEST編集部

2022.04.26

今季初めて2番に起用された大谷。果たして、今後の打順はどうなるのか注目だ。(C) Getty Images

 25日(現地時間)に本拠地で行われたクリーブランド・ガーディアンズ戦でロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は今季初の「2番・DH」に入り、空振り三振、見逃し三振、ショートゴロ、ライトフライの4打数ノーヒットで終えた。しかしながら、今季初めて1番に入ったテイラー・ウォードが本塁打を2本打ち、チームは3−0と快勝した。

 今季、大谷は打者として開幕からフル出場の17試合に出場したが、この日の試合以外は全て1番打者を務めた。
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 米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者によれば、マッドン監督が大谷を1番にするのには非常に単純な2つの理由があるとし、「彼が打席に立つ機会が増えるからだ。そして、トラウトが後ろに控えることになるからだ」と語っていたという。

 マッドン監督は優れた打者の打席が早く回ってくるアイデアを好んでおり、開幕前から昨季絶好調だった大谷を1番打者にすることに決めていた。大谷の歴史的な2021年シーズンでは23回1番打者を務め、出塁率.388を記録し、リードオフとしての役割を十分に果たした。

 今季は開幕から低迷状態が続いている大谷。現時点での打率は.211、出塁率.273となっている。

 一方、今回リードオフ務めたウォードは今季8試合に出場し、打率346、出塁率528と好調な成績を残している。マッドン監督は、しばらくはウォードを1番、大谷を2番にする方向性で考えているという。

 マッドン監督の成績の好調な打者を多く出場させたいという考えをもとにすると、この打順は確かに理に適っているといえる。大谷が本来の調子を取り戻せば、1番に戻るかもしれないし、このままウォード、大谷、トラウトでうまく流れを作れるかもしれない。しばらくはエンジェルス指揮官の試行錯誤が続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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