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MLB

大谷翔平に4三振で大ブーイング! 183億円のレッドソックス内野手に地元紙も辛辣批判「補強の目玉が丸裸にされた」

THE DIGEST編集部

2022.05.06

大谷(左)の力強い熱投に屈したストーリー(右)。そんなスターの姿に本拠地のファンからも野次が飛び交った。(C)Getty Images

大谷(左)の力強い熱投に屈したストーリー(右)。そんなスターの姿に本拠地のファンからも野次が飛び交った。(C)Getty Images

 マウンドで躍動した二刀流の偉才・大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)を前に、ボストン・レッドソックス打線は文字通り、手も足も出なかった。とりわけ苦戦を強いられたのが、1番を務めたトレバー・ストーリーだった。
【動画】ストーリーが4三振!大谷翔平がレッドソックス戦で記録した全11奪三振

 今年3月に6年総額1億4000万ドル(約183億円)という超大型契約を締結したストーリー。チームの期待を一身に背負う男は、この日はいわば切り込み隊長として、大谷攻略の糸口を掴む役割が求められた。だが、終わってみれば、4打数ノーヒット。それも4三振という散々な内容。7回に一打出れば同点という好機で巡ってきた最終打席で空振り三振を喫した際には、レッドソックス・ファンの容赦ないブーイングにさらされた。

 もっとも、「投手・大谷」が凄まじかったのも多分に影響しているだろう。今季最長の7イニングを投げたエンジェルスのエースは、今季自己最速となる100.3マイル(約161.4キロ)の剛速球を見せつけたかと思えば、スライダーとスプリットを巧みに織り交ぜた投球で、今季のMLBでは最多となる「29」の空振りを記録。ねじ伏せられたのは、ストーリーだけではなかったのだ。

 とはいえ、活躍できなければ、バッシングを受けるのが、大金を積まれたスターの宿命だ。大谷に9つもの空振りを喫したストーリーに対しては、地元紙『Boston Globe』も辛辣に非難する。試合後のレポート記事内で「ストーリーは、フェンウェイの“真の姿”をはじめて目の当たりにし、容赦なく厳しいブーイングを受けた。驚異的なスターに4三振を喫したレッドソックス補強の目玉は丸裸にされたのだ」と記した。
 一方でチーム内からは29歳の大型内野手を慮る声が上がっている。試合後の会見で「(ブーイングは)期待の表れだ。そうだろ?」と語ったのは、他でもないレッドソックスの指揮官であるアレックス・コーラだった。

「ファンが期待していることは、彼自身も期待していることなんだ。だから、彼は今日の結果をしっかりと受け止めている。でも、トレバーはチームに加わった初日から仕事への熱意は落ちてないよ。彼はプロなんだ」

 大谷の実力、そしてレッドソックス・ファンの“恐さ”を体感したストーリー。球界屈指の実力派遊撃手は、この経験を糧に巻き返しを見せるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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