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「これもベースボール」大谷翔平、凡フライを相手が見失う“幸運”で3試合連続安打。ウォルシュの逆転3ランを呼び込む  

THE DIGEST編集部

2022.05.10

大谷ほどの人格者だからこそ、幸運な形でもヒットを呼び込めた!? 直後に3ランを呼び込む。(C)Getty Images

 球史に残る天才ともなれば、「運」も呼び寄せることができるのだろうか

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月9日、本拠地で行われているタンパベイ・レイズ戦に「3番・DH」で先発出場すると、4回の第2打席に"驚愕"のヒットを放った。

 前日の試合では9回に同点二塁打を放ち、その後は激走してサヨナラのホームインを踏むなど、いい流れで迎えたが、第1打席は内角のボール球に釣られてライトフライに終わった。1点を先制されて迎えた4回の第2打席は、マイク・トラウトがヒットを打って出塁後とあり、場内が逆転2ランに期待する雰囲気が漂っていた。

 しかしその初球、相手左腕ジェフリー・スプリングの抜かれたスライダーにタイミングを外された打球は"凡フライ"に。本人も「クソっ!」という悔しい表情を浮かべてバットを放り投げた……のだが、夕暮れ時の空に舞ったボールを、センターの名手ケビン・キアマイアーが見失う。

【動画】大谷の"幸運"ヒットでチャンス拡大! ウォルシュが豪快な3ランを叩き込む
 
 ライトからブレット・フィリップス、シフトで二塁付近を守っていた遊撃のワンダー・フランコが激走するも、大谷の打球は外野の間にポトリ。幸運な形で3試合連続ヒットが生まれた。エンジェルス放送局も大谷が初球を打った瞬間はやや落胆めいた形で「ポップフライになりました」と伝えていたが、「誰もボールが見えていません。この時間帯は確かに難しいです」と同情し、「これもベースボールですね」とまとめた。

 その後、アンソニー・レンドーンは倒れたが、5番のジャレッド・ウォルシュが3ランをセンターに叩き込み、エンジェルスは見事逆転。5回を終えて3対1とリードしている。

構成●THE DIGEST編集部

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