エースの意地を見せつけられるようなシーンだった。現地時間5月11日に本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に、「3番・投手兼DH」で投打同時出場を果たした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の一コマだ。
【動画】大谷翔平がマッドン監督らを拒否した話題のシーンをチェック!
試合後に「球速的にもそんなに調子が良い感じではなかった」と語った大谷がエンジェルスのローテーションの柱としての“矜持”を見せたのが、6回1無塁でチェ・ジマンを空振り三振に仕留めた直後だった。
エンジェルスの20連戦最後の試合となったこの日、大谷は精彩を欠いた。蓄積した疲労の影響からスプリットや4シームの制球が乱れ、苦戦を強いられたのだ。そのなかでも背番号17は「踏ん張りどころかなと思って投げた」。
そんななかで、6回2死無塁としたところで球数が89球に達した時だった。エンジェルスのベンチからマット・ワイズ投手コーチとジョー・マッドン監督が、マウンドに向かおうとした時、ベンチに目を向けた大谷は「大丈夫だから」と言わんばかりの表情で右掌を突き出して首脳陣を制止。直後に対峙したランディ・アロザレーナを見事に空振り三振に切ってとったのだ。
試合後にマッドン監督が「彼は我々に『大丈夫だ』と言ったが、実際にその通りだった」と称えた大谷の断固たる続投意思表示は、現地メディアでも小さくない話題となっている。
まず、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が「ショウヘイ・オオタニの『ダメだ。動かないでくれ』」の文言とともに拡散すると、これに反応した米メディア『The Athletic』が「コーチたちがマウンドにやってくるのをショウヘイ・オオタニは丁寧に断った」とツイート。さらに米放送局『Fox Sports』も「彼は『そこにいてくれ』と主張した。オオタニはマウンドに来られることを望まなかった」と伝えた。
自身の3連勝も逃し、チームも2対4で敗戦と結果は出なかった。それでもこうして話題が尽きないのは、彼の偉才たる所以かもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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エンジェルスの20連戦最後の試合となったこの日、大谷は精彩を欠いた。蓄積した疲労の影響からスプリットや4シームの制球が乱れ、苦戦を強いられたのだ。そのなかでも背番号17は「踏ん張りどころかなと思って投げた」。
そんななかで、6回2死無塁としたところで球数が89球に達した時だった。エンジェルスのベンチからマット・ワイズ投手コーチとジョー・マッドン監督が、マウンドに向かおうとした時、ベンチに目を向けた大谷は「大丈夫だから」と言わんばかりの表情で右掌を突き出して首脳陣を制止。直後に対峙したランディ・アロザレーナを見事に空振り三振に切ってとったのだ。
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