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全くタイミングが合わなかった大谷翔平、6試合ぶりのノーヒット。エンジェルスは新人右腕がMLBデビューで初勝利

THE DIGEST編集部

2022.05.14

ボール球を打たされるようなシーンが目立ったこの日の大谷から快音は聞かれなかった。(C)Getty Images

ボール球を打たされるようなシーンが目立ったこの日の大谷から快音は聞かれなかった。(C)Getty Images

 現地時間5月13日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「3番・DH」でスタメン出場。4打数無安打と待望のキャリア通算100号アーチはお預けとなった。

 試合は序盤から両軍の先発投手による緊張感のある投手戦が続いた。エンジェルスのチェース・シルセスとアスレティックスのダウルトン・ジェフリーズは、四球でランナーを出しながらも、要所を打たせて取るピッチングで締める。

 一進一退の攻防が続いたなかで、大谷も相手右腕に手を焼く。初回の第1打席目は88.5マイル(約142.4キロ)のチェンジアップを打たされてセンターライナーに倒れると、4回に先頭打者として巡ってきた第2打席もチェンジアップにタイミングが合わずに空振り三振を喫する。
 
 その後、試合はビジターチームが先手を取る。4回表にブランドン・マーシュのタイムリー内野安打で1点を先制すると、続く5回表には9番アンドリュー・ベラスケスのソロ本塁打で加点した。

 メジャー初登板であったシルセスへ初勝利を与えるために奮起したエンジェルスは着実にリードを広げていった。そのなかで大谷のバットからは快音が聞かれなかった。ふたたび先頭打者として迎えた6回表の第3打席にジェフリーズに一塁ゴロに打ち取られると、相手4番手サム・モールと対峙した9回表の最終打席もサードへのファウルフライに終わり、6試合ぶりのノーヒットとなった。

 結局、試合は2対0でエンジェルスが勝利。7回からアーロン・ループ、ライアン・テペラ、ライセル・イグレシアスと繋いだ継投策で、最後までアスレティックスに反撃を許さず。シルセスがデビュー戦で初勝利を飾った。

構成●THE DIGEST編集部
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