登板ごとに、投球のクオリティーは上がっている。トロント・ブルージェイズの菊池雄星だ。
現地時間5月16日に行なわれたシアトル・マリナーズ戦で今季7度目の先発登板を果たした菊池は、4回まで初対戦となった古巣打線をノーヒットに抑える投球を披露。結局6回を投げ抜き、被安打1、6奪三振、無失点と完璧な内容で2勝目を挙げた。
初勝利を手にした5月5日のニューヨーク・ヤンキース戦から自信と頼もしさが増し続けている〇歳。そんな日本人サウスポーには、現地での評価も高まる一方だ。
本拠地トロントでブルージェイズの情報を熱心に発信する『Jays Journal』は、マリナーズ戦を終えた17日に「先発のキクチ。5月は堅実なピッチング」と銘打たれた特集記事を掲載。開幕から尻上がりに調子を上げてきている左腕のここまでを振り返った。
まず、同メディアは「シアトルでの彼の不安定な数年間を考えると、複数年の契約は少し過大という声もあった。それでもファンはピート・ウォーカーとジェイズのコーチングスタッフがキクチをロースターに入れて何ができるかの可能性に興味をそそられた」と、菊池に対する期待値をレポート。
そのうえで「不安定だった4月を終え、5月に入ってから印象的な日々を送っており、月間での防御率は1.56とブルージェイズに勝利のチャンスを与えている」と今月に入ってからの好調ぶりを評した。 同メディアの言う通り、5月の菊池は圧巻だ。ここまで3回の登板で、計20個の三振を奪うなど強気のピッチングを披露。防御率も4月は5点台と苦しんだものの、現在は3.38にまで回復。先発投手としてきっちりと役割を果たしている。
それだけに記事内では、「さらに印象的なのは、今月上旬の連続登板で、好調が続いていたヤンキースをわずか3失点に抑えたことであり、これはアメリカン・リーグの東地区では簡単なことではない」として、常勝軍団に対しての好投を称え、さらに「ブルージェイズのファンはキクチがマウンドに登ると勝利への自信を抱くようになった」と、信頼度が回復も強調した。
さらに同メディア、「今季は以前よりも高い割合で速球を投げている一方で、カッターの使用は大幅に減らし、スライダーにも鋭さが加わった」と、投球スタイルの変化にも言及している。
投球スタイルを巧みに変化させた目覚ましいピッチングにより、ファンからの期待も高まり続けている菊池。苦しみ抜いた先に光を見出したサウスポーの本領発揮はここからだ。
構成●THE DIGEST編集部
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初勝利を手にした5月5日のニューヨーク・ヤンキース戦から自信と頼もしさが増し続けている〇歳。そんな日本人サウスポーには、現地での評価も高まる一方だ。
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まず、同メディアは「シアトルでの彼の不安定な数年間を考えると、複数年の契約は少し過大という声もあった。それでもファンはピート・ウォーカーとジェイズのコーチングスタッフがキクチをロースターに入れて何ができるかの可能性に興味をそそられた」と、菊池に対する期待値をレポート。
そのうえで「不安定だった4月を終え、5月に入ってから印象的な日々を送っており、月間での防御率は1.56とブルージェイズに勝利のチャンスを与えている」と今月に入ってからの好調ぶりを評した。 同メディアの言う通り、5月の菊池は圧巻だ。ここまで3回の登板で、計20個の三振を奪うなど強気のピッチングを披露。防御率も4月は5点台と苦しんだものの、現在は3.38にまで回復。先発投手としてきっちりと役割を果たしている。
それだけに記事内では、「さらに印象的なのは、今月上旬の連続登板で、好調が続いていたヤンキースをわずか3失点に抑えたことであり、これはアメリカン・リーグの東地区では簡単なことではない」として、常勝軍団に対しての好投を称え、さらに「ブルージェイズのファンはキクチがマウンドに登ると勝利への自信を抱くようになった」と、信頼度が回復も強調した。
さらに同メディア、「今季は以前よりも高い割合で速球を投げている一方で、カッターの使用は大幅に減らし、スライダーにも鋭さが加わった」と、投球スタイルの変化にも言及している。
投球スタイルを巧みに変化させた目覚ましいピッチングにより、ファンからの期待も高まり続けている菊池。苦しみ抜いた先に光を見出したサウスポーの本領発揮はここからだ。
構成●THE DIGEST編集部
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