直近の敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズとの3連戦を3連敗で終えたロサンゼルス・エンジェルスだが、2022年シーズンはここまで順調にきている。5月19日(現地時間)時点で、アメリカン・リーグ西地区2位に収まっており、このままの勢いで行けばポストシーズン進出を狙える可能性は十分だ。
6年にわたり、シーズンを負け越しで終えてきたエンジェルスだけに、ファンの期待も大きい。米メディア『CBS News』は、そんなエンジェルスが今季素晴らしいスタートを切ったのには4つの理由があるとしている。
1つめはマイク・トラウトが健康体でいることを挙げている。現時点でトラウトは35試合に出場して、11本塁打、打率.320、出塁率.432、長打率.689の圧巻の成績で、このままでいくと、4度目のア・リーグ MVP受賞も手が届きそうだ。トラウトは毎シーズン、ケガに苦しんできたが、今季は今までのところ好調を保っている。
2つめはテイラー・ウォードの大躍進である。現時点で29試合に出場して9本塁打、打率.375、出塁率.488、長打率721と、打率ではトラウトを凌ぐスタッツを保っている。シーズン前にウォードの活躍をここまで予想した人はいないのではないだろうか。エンジェルスにとっては嬉しい誤算である。
3つめはローテーションの充実をあげている。現在エンジェルスの先発投手の防御率が3.22で、MLB全体で4位にランクされている。過去 3 シーズンは 22 位、29 位、29 位という成績だっただけに、今季は十分過ぎるくらいである。
そして4つ目は、開幕当初はスロースタートだったものの、大谷が「自分のレベルを見出した」として、投打でポテンシャルを発揮し始めたことについて言及している。打撃面では一時打率1割台と不振を極めた大谷だが、4月下旬から徐々に上向き始め、5月15日のレンジャーズ戦ではメジャー通算100号となる今季7号。翌16日にも8号を放っている。打率は.253まで回復し、打点と安打数ではチームトップの成績となっている。
一方、ピッチングでは4月15日のレンジャーズ戦で4回途中で6失点を喫し、防御率は一時7点台まで落ち込んだが、その後の登板では安定した投球を披露し3連勝をマーク。18日のレンジャーズ戦でも6回(94球)を投げ、7奪三振、2四球、被安打6、2失点と勝利投手には結びつかなかったが、きっちりと先発投手の役割を果たした。
この試合の平均球速はキャリアハイの98・6マイル(約158・7キロ)を記録し、6回には今季最速の100・8マイル(約162.2キロ)をマーク。試合を通じては、100マイルの4シームを8回も投じた。11日のレイズ戦ではやや球速が落ちていたことが指摘されていたが、MLB公式サイトの『MLB.com』でも「大谷の速球が見事に復活」と謳っている。
この球速の向上に対し、「強度に慣れてきたから」と語る大谷には、ますます期待が膨らむ。20日からはいよいよホームゲームだ。今度こそ、日米通算150号が見られるかもしれない。投打ともに大谷の活躍を見守っていきたい。
構成●THE DIGEST編集部
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6年にわたり、シーズンを負け越しで終えてきたエンジェルスだけに、ファンの期待も大きい。米メディア『CBS News』は、そんなエンジェルスが今季素晴らしいスタートを切ったのには4つの理由があるとしている。
1つめはマイク・トラウトが健康体でいることを挙げている。現時点でトラウトは35試合に出場して、11本塁打、打率.320、出塁率.432、長打率.689の圧巻の成績で、このままでいくと、4度目のア・リーグ MVP受賞も手が届きそうだ。トラウトは毎シーズン、ケガに苦しんできたが、今季は今までのところ好調を保っている。
2つめはテイラー・ウォードの大躍進である。現時点で29試合に出場して9本塁打、打率.375、出塁率.488、長打率721と、打率ではトラウトを凌ぐスタッツを保っている。シーズン前にウォードの活躍をここまで予想した人はいないのではないだろうか。エンジェルスにとっては嬉しい誤算である。
3つめはローテーションの充実をあげている。現在エンジェルスの先発投手の防御率が3.22で、MLB全体で4位にランクされている。過去 3 シーズンは 22 位、29 位、29 位という成績だっただけに、今季は十分過ぎるくらいである。
そして4つ目は、開幕当初はスロースタートだったものの、大谷が「自分のレベルを見出した」として、投打でポテンシャルを発揮し始めたことについて言及している。打撃面では一時打率1割台と不振を極めた大谷だが、4月下旬から徐々に上向き始め、5月15日のレンジャーズ戦ではメジャー通算100号となる今季7号。翌16日にも8号を放っている。打率は.253まで回復し、打点と安打数ではチームトップの成績となっている。
一方、ピッチングでは4月15日のレンジャーズ戦で4回途中で6失点を喫し、防御率は一時7点台まで落ち込んだが、その後の登板では安定した投球を披露し3連勝をマーク。18日のレンジャーズ戦でも6回(94球)を投げ、7奪三振、2四球、被安打6、2失点と勝利投手には結びつかなかったが、きっちりと先発投手の役割を果たした。
この試合の平均球速はキャリアハイの98・6マイル(約158・7キロ)を記録し、6回には今季最速の100・8マイル(約162.2キロ)をマーク。試合を通じては、100マイルの4シームを8回も投じた。11日のレイズ戦ではやや球速が落ちていたことが指摘されていたが、MLB公式サイトの『MLB.com』でも「大谷の速球が見事に復活」と謳っている。
この球速の向上に対し、「強度に慣れてきたから」と語る大谷には、ますます期待が膨らむ。20日からはいよいよホームゲームだ。今度こそ、日米通算150号が見られるかもしれない。投打ともに大谷の活躍を見守っていきたい。
構成●THE DIGEST編集部
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