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イチローが「海外メディアが選ぶMLB歴代リードオフマン」BEST10の3位に選出!「他を凌駕する存在」「パワーもあった」

THE DIGEST編集部

2022.05.20

先月の始球式では48歳とは思えぬ球筋のボールを投げ込んだイチロー氏。文句なしのトップ10入りとなった。(C) Getty Images

先月の始球式では48歳とは思えぬ球筋のボールを投げ込んだイチロー氏。文句なしのトップ10入りとなった。(C) Getty Images

 毎年シーズン後半になると本塁打の数や本塁打王争いの報道が多くなるなど、野球ではどうしても本塁打を量産するパワーヒッターが注目されがちである。

 それに対して、俊足巧打のリードオフは、パワーヒッターが安打やホームランを放った際に、最初に得点する選手にもかかわらず、注目を浴びることは少ない。
【PHOTO】日米で数々の金字塔を打ち立てたイチローの偉業を振り返る厳選ギャラリー‼
 そんな中、英メディアの『Franchise Sports』はリードオフバッターの特集を組み、MLB歴代リードオフバッター10人を選出した。

 ランキングでは、3位にマリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が選ばれた。同メディアによると「野球の歴史上、イチロー・スズキほどリードオフスポットに適したタイプのアプローチを持っている選手はほとんどいないだろう。彼は常に接点を求めて打ち、塁に出る方法を探していた。そのことが、彼のキャリア打率.311とMLBキャリア通算3,089安打を説明している」と称えている。

 イチロー氏は日米通算3604試合に出場し、歴代最多4367安打を放ち、マリナーズの球団殿堂入りを果たした。

 また、同メディアは「MLBのシーズンシングルヒット記録を樹立し、他のリードオフヒッターを凌駕する存在となった。リードオフホームランも歴代9位であり、パワーもあった」とイチロー氏の偉大な記録について言及している。

 このランキングでイチロー氏より上位にランキングされたのは、ティム・レインズ氏とリッキー・ヘンダーソン氏だ。

 2位のティム・レインズ氏はワシントン・ナショナルズやシカゴ・ホワイトソックスなどでプレーし、1986年にはナショナル・リーグの打撃王を獲得、通算808盗塁はMLB歴代5位。2017年にアメリカ野球殿堂表彰を受けた。

 ランキング1位は史上最高のリードオフマンと称されているリッキー・ヘンダーソン氏で、通算1406盗塁、2295得点、2179四球のメジャーリーグの記録を持ち、1982年にキャリアハイとなる130盗塁を達成した。

 名だたる面々と一緒にランクインされているイチロー氏は、4月の本拠地開幕戦で48歳とは思えない見事な始球式を行ない、まだ現役で十分にいけるとのではとのコメントが多方面から寄せられた。

 2019年の引退後もたびたび米メディアに大きく登場するイチロー氏は間違いなく、日米両国のレジェンドと言えるだろう。今後も日本人選手の中から、日米で何年も語り継がれる伝説ストーリーが生み出されることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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