現地時間５月30日、シカゴ・カブスは本拠地のミルウォーキー・ブルワーズとのダブルヘッダー第２試合の前に、左手薬指突き指で鈴木誠也が負傷者リスト（IL）入りしたと明かした。

　今シーズンからメジャーに挑戦する27歳の侍スラッガー。開幕当初こそ、すこぶる好調でその活躍から４月の月間最優秀新人賞にも輝いた。しかし、５月に入ると調子は急降下。ここまで41試合に出場し本塁打は４本、打率は.245にとどまる状況だ。
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　５月26日のシンシナティ・レッズ戦の３回、今季３つ目の盗塁を決めた鈴木。だが捕手の送球を避けようとベースに滑り込んだ際、左手薬指を突き指し、４回に途中交代を余儀なくされた。29日の試合前はグラウンドでキャッチボールをする姿も見られたが、負傷後に出場機会はなかった。
  　10日間のIL入りした鈴木についてカブスを率いるデビッド・ロス監督は、「彼が『もう１本打とう、もう１本打とう』とかなり頑張っていたのを知っている」と評したと地元メディア『CHGO Sports』でポッドキャストを配信するライアン・ヘレラ氏が伝える。

　そして「彼はマシンの球を打とうとしたけどバレルからズレると振動で、かなり痛いようだ」と指揮官は、ILに名前を連ねた理由を話している。

　監督も鈴木の実力を高く評価する。日本が誇る強打者の快音を再び聞ける日が待ち遠しいものだ。

構成●THE DIGEST編集部 

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