実現すれば、興味深い移籍となるのは必至だ。元ヒューストン・アストロズの守護神ロベルト・オスーナの日本行きの可能性が話題を呼んでいる。
かねてから電撃挑戦の可能性は囁かれてはいた。2020年シーズン後に右肘を故障し、その回復具合の遅さ(DV騒動もあったが……)からアストロズを事実上の戦力外を宣告されていたオスーナは、昨季にメキシコシティ・レッドデビルズと契約して母国リーグに復帰。今年4月の段階で今夏の日本行きを模索中であると、母国メディアを中心にすっぱ抜かれていたのである。
その後、本人が「いまはチームでのことに集中している」と語ったために、噂は下火になっていた。だが、メキシコ人ジャーナリストのブランカ・シスネロス氏が、自身のTwitterで「数日前に、ロベルト・オスーナが極東でプレーをするオファーを受けたという情報を得た。すでに日本へ旅立っている」と伝え、ふたたび話題沸騰となった。
とはいえ、だ。日本行きは以前よりも具体的に伝えられている。現地時間5月31日には、メキシコの野球専門メディア『Strikeout』が、「日本の千葉ロッテと契約寸前にある彼は身体検査に合格し、あとはビザを待っている段階だ」とレポートするなど、すでに正式発表まで秒読み段階と言っていい状態にある。
アストロズに所属した2019年にはアメリカン・リーグのセーブ王となった実績を持つ27歳。仮にNPB参戦が決まれば、“史上3人目”にしかいない助っ人として球史に名を刻む。というのも、元MLBセーブ王という肩書を持って来日を果たした助っ人外国人投手がそれだけしかいないのである。
まず、初めて元セーブ王としてやってきたのは、90年に当時のダイエー・ホークス(現ソフトバンク)に鳴り物入りで入団したリッチ・ゴセージだ。
シカゴ・ホワイトソックス時代とニューヨーク・ヤンキース時代に3度(1975、78、80年)もそのタイトルを手にしていた名クローザーはキャリアの晩年を迎えていた39歳で来日。春季キャンプ時に複数球団の入団テストを受けた。だが、当時近鉄バファローズを率いていた仰木彬が「いらん」と一蹴するなどいずれも不合格となる。
しかし、シーズン中にクローザーが不在となったダイエーで再度テストを受けたベテラン戦士は、晴れて支配下登録を果たす。だが、投球内容は散々たるものだった。その年齢に似つかわしくない145キロ前後の重たい速球を投じていたゴセージだったが、デビュー戦となった7月4日の近鉄戦で先頭打者のジム・トレーバーにいきなり本塁打を打たれるなど安定感に欠けた。そして、2勝3敗8セーブ、防御率4.40と結果を残せず、およそ半年で解雇となった。
かねてから電撃挑戦の可能性は囁かれてはいた。2020年シーズン後に右肘を故障し、その回復具合の遅さ(DV騒動もあったが……)からアストロズを事実上の戦力外を宣告されていたオスーナは、昨季にメキシコシティ・レッドデビルズと契約して母国リーグに復帰。今年4月の段階で今夏の日本行きを模索中であると、母国メディアを中心にすっぱ抜かれていたのである。
その後、本人が「いまはチームでのことに集中している」と語ったために、噂は下火になっていた。だが、メキシコ人ジャーナリストのブランカ・シスネロス氏が、自身のTwitterで「数日前に、ロベルト・オスーナが極東でプレーをするオファーを受けたという情報を得た。すでに日本へ旅立っている」と伝え、ふたたび話題沸騰となった。
とはいえ、だ。日本行きは以前よりも具体的に伝えられている。現地時間5月31日には、メキシコの野球専門メディア『Strikeout』が、「日本の千葉ロッテと契約寸前にある彼は身体検査に合格し、あとはビザを待っている段階だ」とレポートするなど、すでに正式発表まで秒読み段階と言っていい状態にある。
アストロズに所属した2019年にはアメリカン・リーグのセーブ王となった実績を持つ27歳。仮にNPB参戦が決まれば、“史上3人目”にしかいない助っ人として球史に名を刻む。というのも、元MLBセーブ王という肩書を持って来日を果たした助っ人外国人投手がそれだけしかいないのである。
まず、初めて元セーブ王としてやってきたのは、90年に当時のダイエー・ホークス(現ソフトバンク)に鳴り物入りで入団したリッチ・ゴセージだ。
シカゴ・ホワイトソックス時代とニューヨーク・ヤンキース時代に3度(1975、78、80年)もそのタイトルを手にしていた名クローザーはキャリアの晩年を迎えていた39歳で来日。春季キャンプ時に複数球団の入団テストを受けた。だが、当時近鉄バファローズを率いていた仰木彬が「いらん」と一蹴するなどいずれも不合格となる。
しかし、シーズン中にクローザーが不在となったダイエーで再度テストを受けたベテラン戦士は、晴れて支配下登録を果たす。だが、投球内容は散々たるものだった。その年齢に似つかわしくない145キロ前後の重たい速球を投じていたゴセージだったが、デビュー戦となった7月4日の近鉄戦で先頭打者のジム・トレーバーにいきなり本塁打を打たれるなど安定感に欠けた。そして、2勝3敗8セーブ、防御率4.40と結果を残せず、およそ半年で解雇となった。
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