目の肥えたファンたちの辛辣な声は、球界屈指の天才だろうと容赦なく浴びせられた。
現地時間6月2日に行なわれたニューヨーク・ヤンキースとのダブルヘッダーで、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、目立った活躍ができなかった。「2番・投手兼DH」の“リアル二刀流"で先発登板を果たした第1戦は、自己ワーストタイの1試合3被弾を喫するなど、4回途中を投げて被安打8、4失点という内容で4敗目(3勝)を喫した。
続く第2試合では「2番・DH」でフル出場を果たしたが、求められた打撃での奮起が出来ずに沈黙。2試合合計で8打数1安打、1四球、3三振という結果に終わったのである。
この3連戦を前にした期待とは裏腹に、本領を発揮しきれずに終わった大谷には、ヤンキース・ファンから皮肉交じりの野次が飛んだ。第2試合の7回表に迎えた打席、カウント0-1という局面で、3万3476人が集まったスタンドから「Overrated(過大評価だ)!」とチャントが巻き起こったのだ。
敵チームに飛ばす野次のえげつなさでは、他球場のそれを凌ぐとも言われるヤンキー・スタジアム“らしい”光景ではあった。しかし、現地の中継映像でもハッキリと聞こえるほどボリュームで、球界唯一無二の二刀流スターをこき下ろした一部のヤンキース・ファンには、皮肉にも小さくない反論の声が上がった。
米ポッドキャスト番組「AdFreeShows」などで司会を務めるスポーツキャスターのジョン・アルバ氏は「あぁ……ショウヘイ・オオタニに『過大評価だ』と唱える観客がいる。なんでそんなことができる!? そりゃないだろ」と自らのツイッターで意見。すると、これに「ヤンキース・ファンは何十年も多くの選手を見てきているので、『過大評価』をされている選手をよく知っている」とリプライを受けると、「なんて馬鹿げたツイートだよ」と嘆いた。
ヤンキース・ファンからすれば、昨シーズンのアメリカン・リーグMVPを完全に抑えて鼻高々というところだったのかもしれない。しかし、ややリスペクトに欠けたチャントだっただけに、一部のファンや識者から反感を買ってしまった感は否めない。
構成●THE DIGEST編集部
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続く第2試合では「2番・DH」でフル出場を果たしたが、求められた打撃での奮起が出来ずに沈黙。2試合合計で8打数1安打、1四球、3三振という結果に終わったのである。
この3連戦を前にした期待とは裏腹に、本領を発揮しきれずに終わった大谷には、ヤンキース・ファンから皮肉交じりの野次が飛んだ。第2試合の7回表に迎えた打席、カウント0-1という局面で、3万3476人が集まったスタンドから「Overrated(過大評価だ)!」とチャントが巻き起こったのだ。
敵チームに飛ばす野次のえげつなさでは、他球場のそれを凌ぐとも言われるヤンキー・スタジアム“らしい”光景ではあった。しかし、現地の中継映像でもハッキリと聞こえるほどボリュームで、球界唯一無二の二刀流スターをこき下ろした一部のヤンキース・ファンには、皮肉にも小さくない反論の声が上がった。
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ヤンキース・ファンからすれば、昨シーズンのアメリカン・リーグMVPを完全に抑えて鼻高々というところだったのかもしれない。しかし、ややリスペクトに欠けたチャントだっただけに、一部のファンや識者から反感を買ってしまった感は否めない。
構成●THE DIGEST編集部
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