専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

大谷翔平への盛大な「過大評価」チャント! ヤンキース・ファンの“えげつない野次”に米識者も反応「そりゃないだろ」

THE DIGEST編集部

2022.06.04

ヤンキース戦では投打で精彩を欠いた大谷。そんなサムライには敵ファンから手厳しい野次が飛んだ。(C)Getty Images

ヤンキース戦では投打で精彩を欠いた大谷。そんなサムライには敵ファンから手厳しい野次が飛んだ。(C)Getty Images

 目の肥えたファンたちの辛辣な声は、球界屈指の天才だろうと容赦なく浴びせられた。

 現地時間6月2日に行なわれたニューヨーク・ヤンキースとのダブルヘッダーで、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、目立った活躍ができなかった。「2番・投手兼DH」の“リアル二刀流"で先発登板を果たした第1戦は、自己ワーストタイの1試合3被弾を喫するなど、4回途中を投げて被安打8、4失点という内容で4敗目(3勝)を喫した。

 続く第2試合では「2番・DH」でフル出場を果たしたが、求められた打撃での奮起が出来ずに沈黙。2試合合計で8打数1安打、1四球、3三振という結果に終わったのである。

 この3連戦を前にした期待とは裏腹に、本領を発揮しきれずに終わった大谷には、ヤンキース・ファンから皮肉交じりの野次が飛んだ。第2試合の7回表に迎えた打席、カウント0-1という局面で、3万3476人が集まったスタンドから「Overrated(過大評価だ)!」とチャントが巻き起こったのだ。
 
 敵チームに飛ばす野次のえげつなさでは、他球場のそれを凌ぐとも言われるヤンキー・スタジアム“らしい”光景ではあった。しかし、現地の中継映像でもハッキリと聞こえるほどボリュームで、球界唯一無二の二刀流スターをこき下ろした一部のヤンキース・ファンには、皮肉にも小さくない反論の声が上がった。

 米ポッドキャスト番組「AdFreeShows」などで司会を務めるスポーツキャスターのジョン・アルバ氏は「あぁ……ショウヘイ・オオタニに『過大評価だ』と唱える観客がいる。なんでそんなことができる!? そりゃないだろ」と自らのツイッターで意見。すると、これに「ヤンキース・ファンは何十年も多くの選手を見てきているので、『過大評価』をされている選手をよく知っている」とリプライを受けると、「なんて馬鹿げたツイートだよ」と嘆いた。

 ヤンキース・ファンからすれば、昨シーズンのアメリカン・リーグMVPを完全に抑えて鼻高々というところだったのかもしれない。しかし、ややリスペクトに欠けたチャントだっただけに、一部のファンや識者から反感を買ってしまった感は否めない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】“大谷レポート”が存在!? 空振りを全く奪えなかった大谷翔平はヤンキースに癖を読まれていた「もっと用心深くならないと」

【関連記事】「ショウヘイに対して何かを掴んだ」米識者が大谷翔平を“攻略”したヤンキース打線に持論!「ズルをしているわけじゃない」

【関連記事】大谷翔平、ジャッジらへの自己ワーストの3被弾に「あぁクソ」と苛立ち。ヤンキースに「らしくない」投球で無念のKO
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号