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MLB

大谷翔平、5試合ぶりの長打で大量得点の呼び水となるも……エンジェルスは逆転サヨナラ負けでついに11連敗

SLUGGER編集部

2022.06.06

ホームランこそ出なかったが、大谷は5試合ぶりの長打でチャンス拡大。ただ、チームは連敗脱出とはならなかった。(C)Getty Images

ホームランこそ出なかったが、大谷は5試合ぶりの長打でチャンス拡大。ただ、チームは連敗脱出とはならなかった。(C)Getty Images

 現地時間6月5日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席に2試合連続となる安打を放つも、チームは11連敗でついに負け越した。

 前日までに球団6年ぶりの10連敗を喫し、久方ぶりの白星をつかみたいエンジェルス。2番打者としてチャンスメークしたい大谷は、初回こそサードゴロに倒れるも、4回には大量得点の呼び水となる。

 無死一塁で迎えたこの回の第2打席、相手先発のカイル・ギブソンの投球を見極めて3-1と有利なカウントを作った大谷は、インコースに来た5球目のカッターをはじき返す。
 

 火の出るような打球が大谷シフトの間を抜けてライトへと飛び、一塁走者のマット・ダフィーは三塁へ、大谷も二塁まで到達。実に5試合ぶりの長打でチャンスを大きく広げる。これで火が付いたエンジェルス打線はこの後も安打を積み重ね、一挙に5点を先制して連敗脱出へ大幅に前進した。

 だが8回、エンジェルスは4番手のアーロン・ループが1死満塁のピンチを招く。クローザーのライセル・イグレシアスが緊急登板するも、昨季のナ・リーグMVP、ブライス・ハーパーにグランドスラムを被弾。一挙に6対6と同点に追いつかれてしまう。

 あきらめないエンジェルスは直後の9回、四球で出塁した7番カート・スズキがダフィーのタイムリーで生還して勝ち越し。だが、5打席目が回ってきた大谷は三振に倒れてダメ押しとはならず、さらに9回裏にはイグレシアスが打ち込まれて降板。6番手のジミー・ハーゲットが逆転サヨナラ3ランを浴びて、7対9で敗れ、4月14日以来の負け越しとなってしまった。

 なお、不振の主砲マイク・トラウトはこの日、1四球を選ぶものの3打数無安打。これで7試合連続ノーヒットと、こちらもいまだにトンネルから抜けられない。

構成●SLUGGER編集部
 
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