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あぁエンジェルス、泥沼の9連敗。大谷翔平ら完全沈黙で貯金も1にまで減り、米記者も「いつものチームが戻ってきた」と皮肉

THE DIGEST編集部

2022.06.04

3球三振を喫するなどノーヒットに終わった大谷。打撃でチームを援護しきれずに沈黙した。(C)Getty Images

3球三振を喫するなどノーヒットに終わった大谷。打撃でチームを援護しきれずに沈黙した。(C)Getty Images

 ハマってしまった沼はあまりに深い。現地時間6月3日に敵地で行なわれたフィラデルフィア・フィリーズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスは0-10と大敗。2016年8月以来となる9連敗を喫した。

 この試合で「2番・DH」で先発した大谷翔平も波には乗り切れなかった。初回の第1打席はあっさりと3球三振に倒れると、続く3回の第2打席はフルカウントから四球を選んで出塁したものの、6回はセカンドライナーで凡退。そして8回の第4打席は空振り三振に切って取られた。

 これで大谷は、前日のダブルヘッダー第2試合に続いて2試合連続のノーヒット。今季の打撃成績も打率.240、出塁率.318、長打率.450、OPS.768に落ち込んだ。目の前で昨季のナショナル・リーグMVPのブライス・ハーパーに2打席連続本塁打を見せつけられただけに、悔しい一日になったと言える。
 
 もっとも、大谷以上に深刻なのはチーム状況だ。ハーパーとカイル・シュワーバーにそれぞれ2打席連続アーチを打たれるなど投手陣は完全に崩壊。打線も完封されての大敗はダメージが計り知れない。5月15日時点で最大11もあった貯金も1にまで減っている。

 この苦境には地元メディアの記者も嘆く。かつて米メディア『The Athletic』などに寄稿していたブレント・マグワイア氏は「いつものエンジェルスが戻ってきた」と皮肉交じりに訴えている。

 はたして、このままチームは沈んでいってしまうのか――。一時はアメリカン・リーグ西地区首位に立っていただけに、大谷を含めてなんとか浮上のキッカケを掴みたいところだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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