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大谷翔平との対戦で“あらぬ疑い”をかけられたヤンキース。米専門メディアは「都合が良すぎる」と猛反論!

THE DIGEST編集部

2022.06.05

「投手・大谷」を見事に攻略したヤンキース。昨年に続く偉才の早期降板には、周囲からも疑惑の声が上がった。(C)Getty Images

「投手・大谷」を見事に攻略したヤンキース。昨年に続く偉才の早期降板には、周囲からも疑惑の声が上がった。(C)Getty Images

 またしても大谷翔平を打ち砕いたニューヨーク・ヤンキース。そんな彼らに思わぬ“疑惑”が上がった。

 事の発端となったのは、現地時間6月2日に行なわれたヤンキースとのダブルヘッダー初戦だ。この試合で今季9度目の先発登板を果たした大谷は、4回途中(75球)を投げて4失点。この日は三振も2つしか奪えずに無念の降板。昨年6月30日の同カードでも1回途中7失点でノックアウトされていた右腕は、ふたたび打ち崩されたのだ。

 自己ワーストタイとなる1試合3被弾を喫した大谷。その投球内容は“らしさ”を欠いたものだった。というのも、リーグの先発投手で3位の空振り率35.9%を誇っていた彼が45スイング中3回しか空振りを取れなかったのだ。

 この偶然というには、いささか難しい結果に興味深い持論を展開したのは、エンジェルスを率いるジョー・マッドンだ。試合後のインタビューで、球界屈指の名将は「私は誰のことも非難するつもりはない」と前置きしたうえで「彼らがショウヘイの球種を読むのが上手だった」と指摘したのだ。

 さらに米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務め、大の大谷マニアとして知られるベン・バーランダー氏も「ヤンキースはショウヘイに対して何かを掴んでいる」とツイート。“サイン盗み”の可能性は否定しつつ、ヤンキースの大谷攻略法に鋭い意見を寄せた。
 
 あらぬ疑念を向けられたヤンキース。これには米専門メディアも反論を展開している。日夜、球界の盟主のありとあらゆる情報を発信している『Yanks Go Yard』は、マッドン監督やバーランダー氏のコメントを紹介したうえで、「ヤンキースが大谷を打てている根本的な原因はマウンドが合わないとか、打線との相性だとかさまざまに存在するはずだ」と断言。そして、こう続けた。

「とくにバーランダーは『ヤンキースは不正を働いてはいない』としながらも、暗にヤンキースを否定しているようだった。それはニュアンスの問題ではあるが、彼は自分が何を言いたいかを明確に理解していたはずだ。それはあまりに都合がよすぎる分析だった」

 怒りを滲ませた同メディアは、「ヤンキースがオオタニの癖を見抜いていたか? たしかにその可能性はある。だが、彼が打たれた3つのホームランはいずれもコースが甘い」と強調。そして、記事の最後を次のように結んだ。

「オオタニがどれだけ苦戦をしようが、ヤンキースが彼を攻略しようが関係がない。ヤンキースを嫌う人たちは、『裏に何かがある』と世間に思わせるまで休もうとはしない。それが彼らの目標だ」

構成●THE DIGEST編集部

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