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大谷翔平、投打の活躍でエンジェルスの連敗は14でストップ! 値千金12号逆転2ラン&7回1失点で約1か月ぶりの今季4勝目

THE DIGEST編集部

2022.06.10

今季10度目の先発登板となった大谷。約1か月ぶりの今季4勝目を手にした。(C) Getty Images

今季10度目の先発登板となった大谷。約1か月ぶりの今季4勝目を手にした。(C) Getty Images

 エンジェルスがついに長いトンネルを抜け出した――。

 現地時間6月9日(日本時間同10日)、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたボストン・レッドソックス戦に「2番・DH兼投手」のリアル”二刀流”で出場し、5回の第3打席で逆転の12号2ランを放ち、投げては7回を4安打1失点に抑える好投を見せた。エンジェルスは5対2で勝利を収め、大谷は今季4勝目(4敗)。投打にわたる二刀流の活躍でチームの連敗は14でストップした。

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 14連敗中のチームは現地7日に、就任3年目のジョー・マッドン監督を解任。フィル・ネビン監督代行が指揮を執り3戦目のゲームとなった。エンジェルスはテイラー・ウォードやアンソニー・レンドーンが故障離脱しているうえに、2日前の試合中に左股関節の張りを訴えたマイク・トラウトも前日に続きスタメンを外れるなど、苦しい台所事情となっている。

 そんななか先発マウンドに立った大谷は初回、先頭のアヨーロをレフトフライに打ち取ると、ア・リーグの打率トップ5に入る2番・ディバースを空振り三振、やはりチーム一の高打率を誇るマルティネスを三ゴロに打ち取る上々の立ち上がりを見せた。
 2回には先頭のバードゥーゴにいきなり二塁打を許し、無死二塁のピンチ。しかし、これを味方の好守にも助けられ、無失点で切り抜ける。すると2回裏の攻撃ではジョー・アデルの二塁打を皮切りに一死満塁のチャンスをつくるが、9番アンドルー・ベラスケスは三振、1番のフアン・レガレスもライトフライに倒れ、得点には至らない。8番・タイラー・ウェードの長打性の当たりで生還できなかったアデルのまずい走塁も、悪い流れを象徴するようなミスだった。
 
 大谷は3回も先頭打者に安打を許す苦しいピッチング。しかし、この回も後続をピシャリと抑えレッドソックスに先制点を許さない。この日2度目の対戦となったディバースには101マイル(約162.5キロ)の剛速球を投じ、三振に仕留めた。

 4回の大谷は四球と安打でランナーをためると、犠牲フライから1点を失う。しかし5回、ここまで2三振と打席では良いところのなかった大谷だが、迎えた5回の第3打席。無死一塁でピベッタの投じた3球目の148キロストレートを強振すると、打球はセンターの頭上を越えスタンドイン。10試合ぶりの一発は、今季12号の逆転2ランとなった。リアル二刀流でのホームランは通算4度目となっている。

 エンジェルスは6回、ベラスケスがレッドソックスの2番手、澤村拓一から3ランホームランを放ち、5対1とリードを広げると、大谷もそれに応えるように粘りのピッチングを披露。6回もランナーを出しながらも得点を許さない。結局、7回を100球でまとめた大谷は4安打1失点6奪三振の好投を見せ、マウンドを降りた。また大谷は8回の第4打席でライト前ヒットを放ち、この日4打数2安打。投打にわたる大活躍を見せた。

 エンジェルスは8回に1点を失うものの、3点のリードを守り切り5対2でゲームセット。5月26日のテキサス・レンジャーズ戦から続いた連敗は、ついに14でストップした。大谷は5月6日のレッドソックス戦以来となる約1か月ぶりの今季4勝目を挙げている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平、14連敗中のチームを救う逆転の12号2ラン!

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