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「ジャッジとは僅差の争いだ」米メディアが大谷翔平をMVP有力候補として再評価! 二刀流での活躍は「唯一無二、歴史上稀に見る」

THE DIGEST編集部

2022.06.11

まさに投打にわたる活躍でインパクトを残した大谷。(C) Getty Images

 やはり、リーグトッププレーヤーという評価は不動のようだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスは、現地時間6月10日、ボストン・レッドソックスに5対2で勝利し、『リアル二刀流』で出場した大谷翔平が連敗ストップの立役者となった。「2番・DH兼投手」として先発のマウンドに立ち7回を投げ4安打1失点、6奪三振の力投を繰り広げ、さらに打者でも0対1で迎えた5回の第3打席、逆転の2点本塁打を放っている。チームはその後リードを広げ、久々の歓喜に包まれた。

 そして、苦しいチーム状況の中、投打にわたり獅子奮迅の活躍で勝利に導いた大谷に対し、米メディアでは改めて今季のMVPに近い位置にいる存在だと伝えている。米スポーツサイト『YRADBARKER』では「MVP候補であることを思い出させる二刀流の活躍」と銘打った記事を配信、レッドソックス戦の貢献度を称えるとともに、アメリカン・リーグのMVPレースについても触れている。

 その中で「チームワーストの14連敗、ジョー・マッドン監督の解任、マイク・トラウトの負傷などに見舞われていたエンゼルスは、昨年のMVPに輝いたショウヘイ・オオタニのパフォーマンスにより勝利を手にした」とチームの現状とともに、レッドソックス戦の白星を報じている。
 
 続けて「この二刀流プレーヤーは、7回を1失点で投げ抜き打者6人を三振に抑えただけでなく、逆転となる2ランホームランを放っている」と連敗を止めた投打でのプレーを評した。その上で「ア・リーグMVPのオッズではヤンキースのアーロン・ジャッジに抜かれたオオタニだが、このような圧倒的なパフォーマンスで受賞候補の2番手がまだまだ脅威であることを思い知らされた」と述べている。

 また「オオタニは12本塁打、34打点で、今季の打率は.247にとどまり、MVP時の.257から低下している。この二刀流スターの投手としての数字も少し落ちているが、木曜日のような活躍は、大きな飛躍を遂げる可能性を示唆している」と、今後への期待を綴った。

 加えて同メディアは、昨季に続いての受賞のためには「今後、打撃とピッチングで挽回しなければならない課題がある」と前置きしながらも「唯一無二であり、歴史上稀に見る選手であるため、ジャッジと僅差の争いは続くだろう」と、連続MVPへの可能性を示した。

 自身にとっても投手として久しぶりの勝利を手にした大谷翔平。インパクトを放った活躍は、チーム浮上のきっかけとなるか、さらなる注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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